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宇宙探査

宇宙探査 うちゅうたんさ Space Exploration
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ウォスホートの宇宙飛行士ウォスホートの宇宙飛行士
項目構成
1 A

サリュート

しかし、その後1973~77年にはサリュート3~5号がうちあげられ、つづく6号(1977年9月~82年7月)と7号(1982年4月~91年2月)には宇宙飛行士が多くおとずれた。キューバ、フランス、インドの宇宙飛行士や、84年7月17~29日のソユーズT12号で女性としてはじめて船外活動をしたサビツカヤなどである。サリュートでもっとも有名な飛行のひとつは、84年に宇宙飛行士キジム、ソロビヨフ、アチコフが、地球にソユーズで帰還する前に、当時としては最長の237日間滞在したことである。

1 B

ミール

サリュート宇宙ステーションの後継機としてソ連が設計したミール宇宙ステーションは、1986年2月19日にうちあげられた。ミールは、6つのドッキング場をもち、2人の宇宙飛行士が滞在することができる。95年にはボリャコフがミール滞在で、当時最長の437日と17時間をすごした。

1987年4月12日、ミールとのドッキングに成功した天文物理実験用モジュールのクバントは、4台のX線望遠鏡を装備し、発見されたばかりの超新星(新星と超新星)の観測をおこなった。それは、爆発した星からやってくるX線は地球上では大気にさえぎられて検出することができないからである。X線天文学

なお、ミールには1990年2月2日に、日本人初の宇宙飛行士となった秋山豊寛(とよひろ)がのりこんだ。当初の設計寿命は3~5年であったが、ミールは修理を重ねながら飛行をつづけていた。しかし、老朽化がすすんだこともあり、2001年3月23日、ミールは人為的に大気圏への再突入がおこなわれ、ニュージーランド東方の南太平洋にしずんだ。

2

アメリカの宇宙ステーション

アメリカのスカイラブ計画は、ソ連のサリュート計画よりも大規模で複雑であった。アポロ計画の途中取り止めで余剰となったサターンVロケットの第3段部分の燃料タンクを改造してつくられたスカイラブの重さは、サリュートの5倍近い75tもあった。また、内部の容積も、357m³と、約3.5倍もあった。スカイラブは地球軌道実験室として機能し、太陽の研究、滞在する3人の宇宙飛行士の長期的な医学研究、広範囲のスペクトルによる地球の観測、無重量状態での金属結晶の成長といった科学技術的な実験をおこなった。宇宙飛行士の移乗には、アポロ宇宙船(指令船と機械船)がつかわれた。

スカイラブは1973年5月14日の打ち上げの際に損傷をうけたが、5月25日にアポロ宇宙船でドッキングし、移乗した宇宙飛行士コンラッドとカーウィン、ワイツが船外修理活動をおこない、宇宙船の外側に熱を遮断する覆いをくみたて、ひっかかっていた太陽電池パネルをとりはずした。彼らの滞在は28日におよんだ。2回目の乗組員は59日間をすごし、3回目の乗組員は84日間すごし、スカイラブ計画は成功した。

望遠鏡による太陽観測は740時間以上におよび、17万5000枚の太陽の写真、約64kmにもなる電子データテープ、4万6000枚の地球の写真がもちかえられた。1979年7月11日、3万4981回目の周回でスカイラブは地球の大気圏に突入し、大部分がもえつきたが、一部の破片がオーストラリア南西部に落下した。

3

国際宇宙ステーション

これからの宇宙開発は、国際共同事業としておこなわれるであろう。アメリカとソ連は1975年にアポロ・ソユーズテスト計画をおこない、アポロ宇宙船とソユーズ19号がドッキングして共同飛行をした。両国の共同飛行はこの後おこなわれていなかったが、95年6月27日にうちあげられたスペースシャトル「アトランティス」が29日にロシアの宇宙ステーション、ミールとのドッキングに成功した。現在、アメリカはロシア、カナダ、日本、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)などと協力して、宇宙空間でくみたてる国際宇宙ステーション(ISS)を建設中である。98年に建設がはじまり、完成は2010年を予定している。

X

スペースシャトル

アメリカでは1980年代初めから、スペースシャトルとしてよく知られている宇宙輸送システム(STS:Space Transportation System)が主要な宇宙計画となった。一方、ソ連は1988年11月にスペースシャトル、ブランを無人でうちあげ、回収することに成功した。92年に有人飛行をおこなう計画だったが、91年のソ連崩壊とともに計画が頓挫(とんざ)し、以後の打ち上げはおこなわれていない。

スペースシャトルは有人、多目的、再利用のできることを特徴とする宇宙往還機であり、約29tのペイロード(積載物)と乗組員を7人はこべるように設計されている。スペースシャトルは、巨大な外部燃料タンクと本体(オービター)、2本の固体ロケット・ブースター(SRB)からなり、SRBも再利用できる。オービターは理論的には100回の飛行にたえ、翼をつけているので地球に帰還する際に動力をつかわずに滑空して着陸することができる。人工衛星の放出やうちあげられた衛星の回収・修理や天文観測などがおこなえるため、打ち上げ費用のコストダウンにつながることが期待されている。

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