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チェコ

チェコ Czech Republic
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項目構成
III

住民

チェコ人(ボヘミア人)が人口の90%を占め、モラビア人4%、スロバキア人2%とつづく。残りの4%は、ドイツ人、ロム(ジプシー)、ポーランド人、ハンガリー人などである。人口は1022万911人(2008年推計)で、人口密度は132人/km²。75%(2005年推計)の住民が都市部にすんでいる。国内の深刻な民族問題は少ないが、チェコ独立後は多数派のチェコ人による少数派のロムや外国人に対する差別や迫害が散発している。

主要都市は首都プラハのほかに、モラビア地方の文化と工業の中心ブルノ、製錬と金属加工で名高いオストラバ、ビールで有名なプルゼニ、商工業都市オロモウツがあげられる。

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言語と宗教

2001年の国勢調査によれば、住民の約60%は信仰する宗教をもっていない。残りの人々については、ローマ・カトリック教徒がもっとも多く、プロテスタント、東方正教会の信者はわずかである。

公用語はチェコ語で、スロバキア語とともにインド・ヨーロッパ語族の西スラブ語派に属する。モラビア語は、チェコ語とスロバキア語の中間の言語で方言とされる。ほかにドイツ語、ハンガリー語、ロマニー語が話される。

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教育と文化

今日のチェコの文化はドイツ人、ユダヤ人、チェコ人の文化がまじりあって形成されており、豊かで多様な美術や音楽、文学を生みだしてきた。初代大統領に就任したバーツラフ・ハベルは高名な劇作家で、チェコ芸術界の指導者的存在だった。また詩人ヤロスラフ・サイフェルトは1984年にノーベル文学賞を受賞している。チェコ文学

チェコには、チェコスロバキア時代からの大きな図書館があり、文献をはじめ貴重なコレクションを所蔵するが、なかでも国立博物館と付属図書館、カレル大学図書館、チェコ共和国図書館のものが知られている。プラハのストラホフ修道院の所蔵品も注目に値する。

6~15歳(2002-2003年)が義務教育で、9年制の基礎学校がこれをになう。ほとんどの生徒は、ギムナジウム(普通科高校)、技術系高校、職業訓練校のいずれかに進学する。大学は25校。とくに1348年創立のカレル大学(プラハ大学)はヨーロッパ屈指の大学である。

IV

経済

チェコは、共産党政権下での中央集権的な計画経済から市場経済への移行に成功している。もともとチェコスロバキアは旧社会主義諸国の中でも工業化がすすんでいたが、共産党政権の崩壊とともに民営化がすすめられた。1996年から97年にかけて経常収支赤字の拡大などから経済状況が悪化したが、経済法制改革によって99年に回復。マイナスにおちこんでいた成長率もプラスに転じ、GDP(国内総生産)は、2006年には1430億1803万米ドルになった。失業率は8.3%(2004年)。1995年、OECDに加盟、2004年にはEU加盟国となった。

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農林漁業

労働人口の4%(2005年)が農林漁業従事者である。旧チェコスロバキア政府は、社会主義体制時代に没収された農地を150haまで、もとの所有者に返還することを決定。一部の国有地をのこして農地の私有がすすめられ、個人農の私有地が全体の4分の1、残りは農業企業および協同組合農場の農地となっている。

おもな作物は、テンサイ、コムギ、オオムギ、ジャガイモ、ライムギ、トウモロコシ、亜麻で、ビール醸造用のホップの生産量も多い。牧畜も盛んで、牛、豚、ヒツジやニワトリなどの家禽類(かきんるい)が飼育される。

林業も重要な産業で、材木の90%は針葉樹である。大気汚染などが原因で林業は下降傾向にある。漁業ではコイの漁獲量が多い。

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