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日本のブドウ栽培は、1186年(文治2)に甲斐(かい)国(山梨県)ではじまったとされる。中国から渡来した種から、雨宮勘解由(あめみやかげゆ)によって甲州ブドウがみいだされ、栽培がこころみられた。1620年ごろ、棚作り栽培法が考えだされ、栽培面積が増加していった。本格的なブドウの栽培は、明治にはいって欧米から多くの品種が導入され、各地で試作されたときにはじまる。 しかし、大半の品種は、開花と収穫期に高温多湿な日本の気候にあわなかった。とくにヨーロッパブドウの系統は果皮がうすくてさけやすく、雨の多い日本の気候に適さず、わずかの品種が温室栽培用にのこったにすぎない。アメリカブドウの系統は日本での栽培が可能であったことから全国にひろがり、さらに日本国内でも盛んに品種改良がおこなわれて、多湿でもよく成熟する品種が生みだされてきた。 日本では、果物として食べる生食用ブドウにすぐれた品種がある。「甲斐路」はヨーロッパ系品種を山梨県で改良したもの。「デラウェア」は種なしブドウの人気種でアメリカ系、小粒だが甘みが強い。「マスカット・オブ・アレクサンドリア」はヨーロッパ系の大粒種で、香りがよい。「スチューベン」はアメリカ系で甘みが強く、黒紫色。「巨峰」は大玉の高級ブドウ。アメリカ系の交雑種で、静岡県で作出された。
ブドウは世界じゅうの温暖な地域でつくられ、おもな生産国は、イタリア、フランス、アメリカ、スペイン、トルコなどである。日本では、山梨県、長野県、山形県、岡山県、北海道などが多い。 分類:ブドウ科ブドウ属。ヨーロッパブドウの学名はVitis vinifera。ラブルスカブドウはV. labrusca。サマーグレープはV. aestivals。ニオイブドウはV. riparia。マスカディンブドウはV. rotundifolia。
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