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    我々の講座では、心筋や骨格筋の生理学、自律神経機能の生理学のほかに、生理学講座第2に所属している宇宙航空医学研究室では宇宙空間における生理学を研究している。 多くの細胞機能は細胞内Ca 2+ 濃度の増加・減少によって調節されている。

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宇宙・航空医学

宇宙・航空医学 うちゅうこうくういがく Aerospace Medicine
百科事典項目
項目構成
I

プロローグ

飛行中に人の体および精神がうけるストレスに関する予防医学の一分野。大気圏での飛行についての研究は航空医学とよばれ、大気圏をこえた空間については宇宙医学とよばれる。

II

航空医学

現在、航空機の発達にはめざましいものがあり、超高空、超高速でとべるものもある。しかし、高空では気圧温度などの環境が平地とはことなる。また、高速では加速、減速、雑音、振動などが人間の体や心に大きな影響をあたえる。航空医学では、このような条件でとぶと、航空機酔いもふくめて人体にどのような影響がおよぶかについて、臨床的な研究をおこなう。また、安全な飛行をめざして、飛行士や乗務員の訓練をおこない、航空機の開発にも協力している。

1

歴史

航空医学のルーツは、18世紀の気球乗りの人体に関する研究にさかのぼる。当時の気球乗りには医師も何人かいて、上空での気圧や人体がうける影響について研究した。飛行機時代になると、アメリカでは軍を中心に航空医学が発達し、さまざまな角度から実験、研究がおこなわれた。

2

生理学的考察

2 A

高速

速度がはやいこと自体は、人体に影響をおよぼすことはない。影響をあたえるのは、加速と減速にともなう力である。この力は、重力加速度gとよばれている(重力)。地球上のgは1である。飛行機が下降から水平飛行にうつるとき、パイロットには9gがかかる。4~6gの力が数秒以上つづくと、血液にいかなくなって、視覚障害や意識障害(ブラックアウト)がおこる。これをふせぐには、抗加速度服という特別な服が必要になる。抗加速度服は、血液が腹部と脚にあつまらないよう、その部分に圧力をかける仕組みになっている。また極端に減速するときは、頭をしっかりまもることが大切である。

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