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項目構成
透かしの方法は多数あるが、抄造の工程でいれるのは、ウォーターマークとプレスマークが代表的である。ウォーターマークは、すくときに網や簀の子の上に針金などでつくった透かしの型をおき、紙になったときにその部分だけうすくする。プレスマークは、すくいあげた紙にスタンプのようにほった金属などをあてて、その部分だけ紙のすき間をつぶして光が透過しやすくする。
そのほかに、油性の透明インキで印刷する方法、中間に色のある紙をはさんですく方法がある。黒透かしというのは、ふつうの透かしと逆に、一部だけ光が透過しにくい部分をつくる方法で、日本の紙幣につかわれている技法である。
アメリカでは、紙は標準サイズの連(れん)として販売される。紙の連はふつう480枚になるが、絵画用の連と手製の紙は472枚になる。書籍用の紙と新聞紙は、1連が500枚で、正式には516枚である。もっともありふれた書籍用の紙のサイズはオクタボ(112 × 168cm)である。輪転機用の新聞紙は、ロールとよばれるさまざまな寸法の巻き物になっている。典型的な新聞紙のロールは、アメリカの大都市でつかわれているもので、幅がおよそ168cm、長さが7925mもあり、重さは725kgになる。 日本では、さまざまな大きさの紙がある。一般に多くつかう紙にはA列とB列があり、そのほかに四六判(788 × 1091mm)、菊判(636 × 939mm)などがある。A列0判が841 × 1189mmで、コピー用紙などでよくつかうA4判はその1/16で、210 × 297mm、B列0判は1030 × 1456mmである。B列の紙は、同じ番号のA列の紙のほぼ1.5倍の面積になり、どちらも縦と横の長さは、1:Ãの比率になっている。そのため、用紙を半分に切っても、縦と横の比率はかわらない。日本でも、印刷業などで連という単位をつかうが、欧米とはちがい、1連とは1000枚のことをさす。
前1500年の小アジアでは、ヒツジ、ヤギ、牛などの皮を水洗いして、表面に鉱物質の白い粉末をすりこんだものが、紙のかわりにつかわれていた。この紙は、小アジアのエーゲ海に面したミシア地方の都市ペルガモン(現、ベルガマ)にちなんで、パーチメント(羊皮紙)とよばれた。ほかの地域でも、紙が製造される前は、皮や布、うすくはいだ木材や竹などが筆記用につかわれた。
英語のPaperは、古代エジプトのパピルスが語源になっている。しかし、実際にパピルスからつくられたのは、紙というよりも茣蓙(ござ)に近いものだった。パピルス文書は、前700年ごろと推定される、エジプトの墳墓から発掘されているが、記録用にパピルスがつかわれはじめたのは、前2000年代に文字が登場してきた時代と推定されている。 筆記材料としてのパピルスの製法は、根元に近い部分を60cmほどの長さに切り、中心部の髄(ずい)を幅2~3cm程度にうすく切りだして、約1mm程度重なるように平行にならべ、その上に直角に同じようにならべてから、圧力をかけて脱水する。現在の紙のように1枚ずつ裁断できず、長い巻き物にして運搬された。
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