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Windows Live® の検索結果 第三世界とは、発展途上国の一般的な総称であり、南北問題における南の国々と同じようにもちいられている。この用語は、アメリカに代表される自由主義陣営と、ソ連に代表される社会主義陣営の2大勢力が世界の政治を支配していた、いわゆる冷戦期に生まれた。この時代には、アメリカ、西欧を中心とした国々を第一世界、ソ連、東欧を中心とした国々を第二世界とし、それ以外の国々を、フランス革命における第三身分になぞらえて、第三世界とよばれるようになった。すなわち、第三世界はいずれの勢力にも属さず、経済的にも技術的にも低水準にあまんじていたアジア、アフリカ、ラテンアメリカの国々で構成された。その名づけ親は、マルチニーク島生まれの作家フランツ・ファノンである。 この言葉は、当初は否定的にうけとめられ、かならずしも関係諸国にうけいれられたわけではなかった。しかし、1980年代後半以降、政治的、経済的な激動によって社会主義陣営が崩壊し、世界政治の枠組みが変化するのにともない、第三世界という呼称はむしろ発展途上国が結集するための旗印となった。そして、ポスト冷戦期といわれる今日においても、その意義をうしなってはいないのである。 世界の人口のおよそ3分の2をかかえる第三世界の諸国は、政治的には非同盟諸国会議などの場を通じて団結をしめし、国連においては77カ国グループを構成している。しかし今日では、経済の低水準状態から脱却し、先進国になりつつあるNIES(新興工業経済地域)と、逆に経済発展の気運のないLLDC(後発発展途上国)が第三世界としてくくられており、多様性をみせている。LLDCは第四世界とよばれることもある。 第三世界が政治的にまとまった非同盟諸国会議は、1961年にベオグラードで第1回首脳会議が開催されて以来つづけられている。そこでの最大の課題は、南北の協力と第三世界内部の協力によって経済発展を実現することである。また世界平和と南北格差の是正のために、軍縮の促進や国連改革などが話しあわれている。 いっぽう、第三世界の経済的なよりどころのひとつは、1974年に国連で提唱された新国際経済秩序(NIEO)樹立宣言である。これは、自国のもっている資源を先進国のほしいままにさせるのではなく、自国の利益のために開発、利用しようという資源ナショナリズムにうらづけられた主張である。そして、その内容は援助と貿易を通じて南北間の経済格差を解消しようとするものであった。しかし、1970年代後半には、これをうけとめる側の先進国の経済成長がにぶり、第三世界内部も多様化してきたことから、このような主張は大きく後退することになった。さらに、社会主義陣営の崩壊によって、それまでくりひろげられてきた両陣営による援助競争がおわり、第三世界の立場は総体的にくるしくなってきたといえよう。
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