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項目構成
通常、国内には存在しない感染症だが、国外から感染者や動物などとともにもちこまれる可能性があり、いったん国内に入ってしまうと感染が拡大する恐れのある難治性で致命率の高い感染症をいう。たとえば、エボラ出血熱やラッサ熱などがその例である。これらの病気の導入には、空港や港での検疫が大切な働きをする。検疫とは、英語でクアランチィーンとよび、イタリア語の40に由来する。昔イタリアでは、アフリカなどからの外国貿易船によってペストなどのおそろしい病気がもちこまれるのを監視するために、外国船を港の外に40日間停泊させていた。
院内感染とは、病院という特殊環境下において患者あるいは医療従事者が微生物に暴露され、それが原因となって発症する感染症をいう。また院内感染には、外因性(他人からの)感染と内因性(自己からの)感染とことなるタイプが存在する。 外因性感染の感染経路は、患者間あるいは医療従事者の手指や着衣などによる感染、医療器具、空調や給水系統などをふくめた院内環境などがあげられる。これらの予防対策としては、手洗いを中心とした感染の予防、医療器具の滅菌や消毒、院内環境の清浄化などが大切である。 内因性感染は、免疫能の低下している患者に発症する感染症で、とくに敗血症では感染源が不明なことが多い。肺炎や敗血症の原因となりやすい菌の定着や増殖を選択的に抑制することが大切である。具体的な予防策としては、血液、体液や臓器などの患者からの検体はすべて病原体をふくんでいるものとしてとりあつかう、手指に傷や化膿巣がある医療従事者が患者の血液などにふれる場合は常に手袋を着用する、汚染された手指などで周囲にふれない、付着した血液や体液などはただちに洗浄や消毒をすることなどがあげられる。 院内感染の原因菌としては、肺炎桿菌、エンテロバクターがもっとも多く、多剤耐性黄色ブドウ球菌、緑膿菌、B型肝炎ウイルスがこれにつづいて多い。院内感染症は、難治性のことが少なくない。
細菌やウイルスなどの微生物、フグや毒ヘビなどの毒およびスズや水銀などの薬品などによる急性の胃腸炎を一般的に食中毒という。これらの中で一番多いのは、細菌によるもので、給食などでみられる。食中毒の特徴は、集団で発生するので一度に数十人から数百人の患者が出ることである。大阪府堺市での病原性大腸菌O-157による集団食中毒事件や埼玉県越生町でのクリプトスポリジウムをふくむ水道水による食中毒では、数千人から数万人の患者が出た。細菌による食中毒には、細菌が増殖した食品を食べたことによっておきる感染型と、細菌が増殖してつくりだした毒素をふくむ食品による毒素型の食中毒の2種類がある。細菌による食中毒は、調理につかう素材から製造過程ならびに食品の保管、流通までの過程すべてのどこかで細菌の汚染をうけるとおこる。一方、ウイルスは、生きた細胞中でしか増殖しないので、ウイルス性の食中毒は調理につかう素材が汚染されている場合が多い。
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