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ある熟練職業、商業、あるいは専門職業において利益を同じくする人々の組合のことで、その目的は相互扶助と相互保護にある。この用語は、とくに中世のヨーロッパ大陸と大英帝国で隆盛をきわめたこの種の組合の、2つの類型に対してもちいられる。すなわち、商人ギルドと、しばしば職業別ギルドあるいは同業組合として知られている同職ギルド(クラフト・ギルド)である。
商人ギルドはヨーロッパ大陸では11世紀にはじまり、イギリスではノルマン人によるイングランド征服(1066年)のあとに登場した。ギルドは、この世紀における商業と都市共同体の成長の結果としてあらわれた。
当時、商人は諸外国を市場から市場へと旅しており、相互保護のために同じ都市出身の商人集団はしばしば隊商をつくって団結した。隊商の構成員はリーダーを選出し、規則をさだめ、構成員はそれを遵守することをちかった。この規則は構成員に、外部からの攻撃に対する防御や、だれかが法律上の争いにかかわった場合、たがいに援助することを義務づけていた。
こうした隊商は、ヨーロッパ大陸のゲルマン民族諸国家ではギルドやハンザとよばれ、ラテン語系国家ではカリタスあるいはフラテルニタスとよばれていた。ハンザやフラテルニタスの構成員は、旅から自分たちの都市へもどったあとも親密な組合関係をたもつことが多かった。そして、しだいにこれらの組合は、自治都市や共同体における商業に関する権利や特権をもつものになった。この権利は、領主からあたえられ、のちに都市が封建的支配から解放されると、都市自身によってあたえられた。 そのうちに、商人ギルドは都市の全工業および商業を独占して、さまざまな手工業を監督し、卸売と小売の両方の販売を管理するようになった。
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