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中央ヨーロッパの共和国。正式国名はポーランド共和国。ポーランド語の国名「ポルスカ」は、中世初期にオドラ川(オーデル川)からビスワ川にかけての低地に居住したスラブ人のポラニエ族(「平原の人」の意)に由来する。国土は北でバルト海に面し、北から東でロシア連邦の飛び地カリーニングラード、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナと、南でチェコ、スロバキアと、西でドイツと国境を接する。面積は31万2684km²。人口は3850万696人(2008年推計)。首都はワルシャワ。
国土の大部分は北ヨーロッパ平地に属する低地である。平均標高はわずか175mとヨーロッパ平均(約290m)よりも低いが、かなり起伏にとんでおり、最高点のタトラ山地リシ山(2499m)から、もっとも低いビスワ川デルタ地帯の-1.8mにまでわたっている。地形的に、国土の3分の2を占める北部と、残り3分の1の南部とに大別できる。 北部地帯は低い平地となだらかな丘陵からなり、中央ポーランド低地、バルト台地、海岸低地にわけることができる。中央低地には、幅が広く浅い谷がいくつも東西方向にのびている。中央低地の北に位置するバルト台地には、丘陵と湖沼が点在する。バルト海沿岸部のほとんどを占める海岸低地は、幅が40~100kmと細長い。全長約700kmの海岸線は滑らかで、西のポモジェ湾と東のグダニスク湾をのぞけば、ほとんど突起や湾曲がない。バルト海沿いには天然の良港がある。 南部地帯は変化にとみ、高地や低地、その境界地帯など、特徴ある地域にわけられる。南には、タトラ山地とベスキディ山脈をふくむ西カルパティア山系(→ カルパティア山脈)の細長い山岳地帯がはしり、南西には最高点1603mのスデーティ山脈(ズデーテン山地)がある。山麓(さんろく)にはシロンスク平原とマウォポルスカ台地が広がっている。
ほとんどの河川はビスワ水系とオドラ水系につながってバルト海へそそいでおり、のこる川も最終的にはバルト海に流出する。小さな湖沼が1万近くあり、大部分がバルト台地と海岸低地に集中している。100km²以上の広さをもつ湖が2つある。長年にわたり産業排水や生活排水が川や海にながされてきたため、河川や湖の汚染(→ 水汚染)がすすんだが、近年は、汚水や廃棄物の処理についてEU(ヨーロッパ連合)の環境基準をみたす努力が重ねられている。
ポーランドの気候は、西ヨーロッパの比較的温暖な気候と東ヨーロッパのきびしい気候がまじりあっている。西部は西岸海洋性気候、東部は夏でもすずしい大陸性気候をしめす。天気はかわりやすく、とくに冬は変化がはげしい。 冬の平均気温は西部で-1°C、南部山岳地帯で-5°C。夏の平均気温は南東部で20°C、バルト海沿岸は17°Cと、北西へいくにしたがって低くなる。年降水量は610mmだが、山岳地帯では1195~1500mm、低地では450~600mmと地域により差がある。季節的にみると、夏季の降水量が冬季の約2倍となっている。
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