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Windows Live® の検索結果 ヨーロッパ南東部からアジア南西部にかけて広がる塩湖。世界最大の湖で、南北に約1210km、東西に約210km~436kmあり、面積は約37万1000km²。古代にはカスピウム海、ヒュルカニア海とよばれた。西でアゼルバイジャンとロシア(アストラハニ州、カルムイク、ダゲスタン)、北から東にかけてカザフスタンとトルクメニスタン、南でイランにかこまれている。 湖岸線は複雑で、東岸にはクラスノボーツク湾やカラボガズコル湾など大きな湾がいくつかある。とくにカラボガズコル湾は水深が浅く、水の蒸発がはげしい。このため湾岸では、湖底の沈殿物を利用して製塩がおこなわれる。 水深は平均200mほどで、南部が深く、最大水深は約1000mもある。水位は年によって変動し、湖面標高は平均でマイナス約28mと低い。1960~70年代には水位がかなりさがったが、理由のひとつは、湖に流入する川から灌漑などの目的で大量に取水したことである。80年、水位の低下をふせぐためにカラボガズコル湾の湾口に堤防を建設し、せきとめた。これによって数年間は水位を維持できるはずだったが、83年に湾内の水は完全に干あがった。その間、カスピ海の水位は年に14~20cmの割合で上昇しはじめた。そこで、カラボガズコル湾にふたたび水をそそぐために水路が建設された。 カスピ海の南岸沿いにエルブルズ山脈がはしり、西岸にはカフカス山脈の端がのびている。多くの川が流入するが、おもなものとして北からのボルガ川、ウラル川、エンビ川がある。ほかにも東からゴルガーン川とアトレク川が、西からはクラ川がながれこむ。湖から流出する川はない。 カスピ海は、ボルガ川を中心とする内陸の水路網によって、バルト海、白海、黒海とつながっている。南東の嵐がはげしいため航行は危険な場合があり、冬季は湖の北部が氷にとざされる。おもな港はトルクメニスタンのクラスノボーツク、アゼルバイジャンの首都バクー、ロシアのマハチカラなど。カスピ海には漁業資源も豊富で、チョウザメ、サケ、スズキ、ニシン、コイなどが大量にとれる。ほかにもカメ、ネズミイルカ、カスピカイアザラシなどが生息する。 カスピ海沿岸地域には世界有数の巨大油田があり、2005年に、アゼルバイジャンのバクーを起点とし、グルジアの首都トビリシをへて、地中海に面するトルコ南東部のジェイハンにいたるBTC石油パイプラインが完成した。また天然ガス資源も豊富で、バクーからトルコ北東部のエルズルムまでを天然ガスのパイプラインがとおる。
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