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    消防 (しょうぼう)は、 火災 を 防御 ・ 鎮静 するとともに、火災を予防する活動、及び組織。 世界 各国で消防組織が整備されており、火災の防御・予防だけでなく救急・救助・ 防災 の実施機関であることも多い。

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消防

消防 しょうぼう Fire Fighting
百科事典項目
項目構成
I

プロローグ

発生した火事を消火するだけではなく、予防や警戒、早期報知などによって、火災の被害を最小限にくいとめるためにつかわれる技術、装備、組織のこと。消防活動は、燃焼に必要な3要素、つまり、燃料、熱、および酸素をとりのぞくこと、または、燃焼の連鎖反応をくいとめることである。日本では、消防法や消防組織法などの法律によって、火災のほか、水害、地震などの災害防止と被害者の救助、交通事故の救急なども、消防機関の仕事とされている。

II

火災予防と火災報知

消防署のもっとも重要な仕事は、火災予防である。多くの国で、消防士は基本的な火災予防の方法について訓練をうけ、消防隊は点検区域をわりあてられている。消防署は、地元の火災予防規則や、州の消防法や規則を実施する責任がある。火災の原因を調査したり、一般市民に対する教育計画を実施したりするのも消防署の任務である。すべての商業ビルや集合住宅では、定期的な点検をうける。そして、消防法に違反している場合は、改善命令がだされる。

アメリカ合衆国の火災報知システムは、電信機の発明とともに実現した。今日では、多くの地区には、自動火災報知システムか電話通報ボックスがある。しかし、多くの火災は、個人の電話で通報される。大都市では、メンテナンス問題といたずらによって、火災報知ボックスが撤去され、ボックスのいくつかは電話におきかわっている。

すべての火災通報は消防署に伝達される。大都市では火災通報は通報センターで受信され(日本では119番、アメリカでは911番)、コンピューターなどをつかって消防署に伝達される。消防機材は、火災規模や内容、場所にあわせて準備される。

近代的な消防署は、コンピューターによる派遣システムを装備し火災現場のすべての状況を探知し、火災が発生した場所について重要な情報を提供することができる。

第1報で用意した機材で消火できない火事はマルチプル・アラーム・ファイアとよばれ、追加の通報にもとづいて、より多くの消防員と機材を派遣する。消火活動をお互いに援助するために、近隣の消防署の間で、相互援助や地域動員計画が実施されている。

現代の消防署は、消火活動だけでなく、あらゆる緊急事態に対応しなければならない。アメリカでは、救急医療要請のおよそ70%が、消防署によってとりあつかわれており、多くの国々でも、そのようになっている。

危険な貨物の輸送が増加したため、消防署は、化学物質から身をまもる衣服や、化学物質を探知する機器を開発してきた。また、地震、航空機事故、暴風雨などの緊急事態に対処できるように、消防隊員を訓練し、装備を準備している。さらに、消防隊員は、地震などによる建物の倒壊や落盤事故などにあった人の救出もあつかう。

III

消防活動

ほとんどの消防活動は、燃焼している物に対して水をかけることによって、可燃物の温度をさげる。可燃性の液体、ある種の化学製品、可燃性の金属などをふくむ火災の場合は、しばしば、特別な消防剤と技術が必要で、ある種の可燃物による火災の場合には、水をつかうことが危険な場合がある。

1

消防機材

17世紀につかわれた消防機材は、長いさおと荷車などの上に水槽をのせたものにすぎなかった。その当時、水はまだバケツ・リレーで火事の現場にはこばれていた。水槽は、貯水容器の役割をはたし、ときには手押しポンプがついていることもあった。

1672年ころ、オランダで手縫いの革製ホースが発明され、消防隊員は、危険にさらされることなく、消火作業ができるようになった。ちょうど同じころ、ポンプ装置が開発され、川や池から水をくみあげることも可能となった。

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