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マダガスカル島とその付近の島々にすむ原始的な雑食性の小型哺乳類で、食虫類に分類される。とがった鼻先をつかって、昆虫やミミズなどをさがしだす。ヨーロッパ、アジアにすむハリネズミやトガリネズミ、オポッサム、モグラなどに似た、およそ30種のさまざまなテンレックが生息し、その生息域はコモロ諸島までひろがっている。西および中央アフリカにはカワウソに似た3種が生息している。 すなわち、テンレック類はさまざまなニッチ(生態的地位)に進出した種があり、森林、砂漠、水中にも生息域をひろげている。視覚が弱く、聴覚と嗅覚に依存している。乾季の間、穴の中で休眠する種もいる。
オポッサムに似た尾のないテンレックは、マダガスカル島と周辺の島々に生息する。頭胴長26~39cm、尾長0.5~1cmほどで、体重も500~1500gと、食虫類では体がもっとも大きい。しかし尾は痕跡程度しかなく、体毛は長い剛毛と太く硬い針状の毛、ふつうの毛からなっている。 低木林にすみ、夜行性で、日中は土中や岩陰などにひそんでいて、繁殖期以外は基本的に単独行動をとる。メスは穴をほり、そこに多ければ32頭の子をうみ、母親について餌(えさ)をあさりにでられるようになるまで、約3週間ほどそだてる。生まれてから2カ月で成熟する。 分類:哺乳綱モグラ目(食虫目)テンレック科。テンレックの学名はTenrec ecaudatus。
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