![]() |
Windows Live® の検索結果
Windows Live® の検索結果 項目構成
ジャッカルや犬に近縁の大型の食肉類。かつてはアジア、ヨーロッパ、北アメリカにひろく分布していたタイリクオオカミと、現在はアメリカ合衆国南部とテキサス州に生息するアメリカアカオオカミの2種がみとめられ、さまざまな亜種が存在する。日本には1904年ごろまで、本州、四国、九州に小型で日本の固有種ニホンオオカミ、北海道にタイリクオオカミの亜種エゾオオカミなどが生息していたが、その後絶滅した(→ ニホンオオカミ)。 タイリクオオカミの成獣は尾をふくめた全長が1.6m(尾はこの3分の1以下)、体重は80kgに達する。体色は上面が赤黄色、または黄灰色で黒の斑点があり、下面は白色であるが、北方にすむものには純白のものもおり、黒色や褐色のものもいる。 アメリカアカオオカミはタイリクオオカミより体がやや小さく、こい毛色をしている。アメリカアカオオカミのいくらかはコヨーテと交雑しており、ノースカロライナ州の一部地域へオオカミをもどす試みは、コヨーテの血がまざっていないものを区別することからはじめられた。この計画が成功するかどうかは今のところ確かではない。 オオカミの特徴は、頑丈な歯とふさふさした尾、まるい瞳孔で、犬(いくつかの品種でオオカミと似ているもの)とは頭骨の特徴で区別できる。犬には、とくに顕著な前頭部の膨らみがある。
オオカミは草原や森林帯をはじめ、高山をのぞけばどこでも生活できる。協調的な群れをつくり、食物をさがす。小動物や鳥がふだんの獲物で、イチゴ類なども食べるが、群れになるとシカ、トナカイ、ヒツジ、その他の大型動物も攻撃しとらえることができるが、一般に、弱っているか、老獣、幼獣などつかまえやすい相手をえらんでいる。生きた獲物がみつからない場合には、腐肉もたべる。 巣は、洞窟や木の幹にあいたうろ、藪(やぶ)、あるいは自分で地面にほった穴などである。繁殖期は春で、1~11頭の子をうむ。狩りにでた成獣は、巣にもどってから食物をはきもどして子にあたえる。子はふつう、冬まで両親と一緒にいるが、それ以上長くとどまることもある。両親とその子たちで基本的な群れを構成し、縄張りは尿や排泄(はいせつ)物による印づけで確立し、維持する。 とくに冬には、大きな集団を構成することもあり、リーダーはアルファオス、そのつがいの相手はアルファメスとよばれる。社会生活をする動物として、たがいの優劣関係を明確にあらわした行動パターンや多様な表情をもっている。同じ集団でかわす遠吠えは、メンバーを集合させるためであり、ほかの集団との通信手段であり、縄張りを主張するためであり、あるいは単に喜びをあらわしていることもある。視覚や嗅覚(きゅうかく)によるサインも重要なコミュニケーションの手段である。
東ヨーロッパやアジアでは、まだ個体数が多いものの、西ヨーロッパではわずかな個体群がのこるだけで、北アメリカの個体数も大きく減少している。アラスカとカナダではかなり多いが、カナダより南に生息するタイリクオオカミの残りの個体群は、ミネソタ州とメキシコにしかみられない。 個体数の減少は、人間が彼らの領域に侵入した結果であるが、人間は長い間、オオカミが同じ獲物をねらう競争相手であり、自分たちにとっても危険な動物であると考えてきた。実際は、健康なオオカミが人間をさける代わりに、攻撃してきたことなどまずありえず、あってもまれであり、また、オオカミは食物連鎖の頂点にたつ貴重な捕食者(→ 捕食)である。大量のオオカミを殺した結果、多くの地域で他の動物の個体数がふえすぎるという現象がおきた。 アメリカ合衆国の国立公園に、ふたたびオオカミをもどそうという運動があるが、その是非については議論がわかれている。1995年初めに、合衆国魚類・野生生物局は、牧場経営者や一部の生物学者の反対にもかかわらず、14頭のカナダ産オオカミをイエローストーン国立公園にもどした。 分類:哺乳綱ネコ目(食肉目)イヌ科。タイリクオオカミの学名はCanis lupus。アメリカアカオオカミはC. rufus。 → 絶滅の渦
© 1993-2008 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. |
© 2008 Microsoft
![]() ![]() |