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本来は樹木の樹皮の内側につくられる木質化した部分をいうが、伐採した樹木の幹をさすことが多い。材木とはこれを製材したもので、商取引の対象とされる。
地球上には、数百種の針葉樹と数万種の広葉樹があるといわれているが、大きな樹木になって木材が利用できる樹種は、これよりはるかに少ない。日本で一般に利用されているのは針葉樹材、広葉樹材いずれも30~50種程度であろう。→ 森林:林業 針葉樹材は、一般にやわらかいので軟材(ソフトウッド)とよばれ、広葉樹は、一般に重硬なので硬材(ハードウッド)ともよばれる。しかし、例外もあって、たとえばキリ材は広葉樹であるが針葉樹より軽い。 日本産でもっとも主要な針葉樹材はスギ、ヒノキであり、これにつぐものとしてアカマツ、カラマツ、ヒバ、エゾマツ、トドマツなどがあげられる。 広葉樹材では、ミズナラ(→ ナラ)、マカンバ(ウダイカンバ)、ブナ、ケヤキなどが主要であり、カシ、ヤチダモ、シナノキ、ハリギリ、カツラ、ホオノキ、トチノキなどが多くつかわれる。 また、輸入材のうち、針葉樹は北米からの米松(ダグラスモミ)、米ツガ(アメリカツガ:→ ツガ)、スプルース、米ヒバ(ローソンヒノキ)など、そのほかの地域からの北洋カラマツ(ダフリアカラマツ)、オウシュウアカマツ(ドイツトウヒ:→ トウヒ)、ラジアータパインが、広葉樹では東南アジアからのラワン・メランチ類、アピトン・クルイン類、カプールなどが主要である。 一般に、針葉樹材は、材質が均一で狂いも少ないため、建築構造材、造作材に多く利用され、広葉樹材は、かたく、木目がうつくしいため家具、床板、各種木工品などへの利用が主である。
樹木の幹の構造は、最外層に樹皮が、内側に木材部分が、その境界に形成層がある。この形成層で年々細胞分裂し、内側に木材細胞を、外側に樹皮細胞を生産し、これによって木材が肥大成長していく。
木材の木口(こぐち)面(輪切り面)を肉眼でみると、樹心から同心円状に年輪があり、また樹心から外周にむかって放射組織がある。木口面全体では、外側の比較的あわい色の辺材(白太)、と内側の着色した心材(赤味)、に区別されるのが一般である。樹木が太くなっていくことで、辺材はしだいに心材にかわっていき、その樹種本来の色や特性をもってくる。なお、樹心から外周にむかう半径方向(放射方向)の面を柾目(まさめ)、年輪に接する接線方向の面を板目(いため)とよぶ。
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