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項目構成
次に木材をけずったり、破砕した小片を板状に成形接着した材料が、削片板・パーティクルボードである。工場廃材、建築解体材など、どのような形状の材も原料として利用でき、建築の下地材、家具心板などで、利用がふえてきている。近年話題になっている「配向性ボード・OSB」は小片がある程度方向性をもってならんでいるボードで、強度性能の向上をはかったものである。
繊維板・ファイバーボードは、木材をさらに繊維の状態にまでほぐし、再成形した板材料で、製品の比重によって軟質(インシュレーションボード)、中質、硬質(ハードボード)にわけられ、用途も広範で多岐にわたる。このなかで中質繊維板はMDFとよばれ、均質で加工性もよいため、建材・家具の分野で大幅に需要がのびてきている。パーティクルボードと同様、原料の形状の制約をあまりうけないので、資源の有効利用という意味からも重視されている。
以上のいずれもが接着した材料であるため、ときには耐久性に不安がもたれるが、使用条件、とくに湿気に対して、それぞれ適合する性能の製品が生産されており、正しく選択して利用すれば心配はない。各製品の特徴をじゅうぶんに理解し、長所を生かした使い方が肝要である。
木材は乾燥することによって、狂いを生じたり、割れが発生したりすることが、欠点とされるが、あらかじめ適切に乾燥して使用すれば、問題は少なくなる。そのほかに乾燥の効果としては、木材の重量が減少し、輸送や取扱いが容易になる、湿潤状態で腐敗(→ 腐敗と分解)しやすい樹種も、耐久性が増大する。安定した接着ができるようになる。含水率の低下につれ強度が大きくなる。鉋削(ほうさく:かんなで加工すること)や研削などの加工性が向上するなどの利点がある。
古くから木材を利用するときには、材を立てかけたり、桟積みしたりして相当期間「枯らし」てつかう、いわゆる天然乾燥がおこなわれてきた。これだと長時間を要し、しかも、ある断面以上の材ではせいぜい含水率20%程度までしか乾燥しない。木材が空調した室内で利用されるときは、最終的には10%前後にもなるので、建築につかうと、収縮や狂いがおこる。これを防止するにはどうしても、人工的に温度・湿度を調整してさらに低い含水率にする、いわゆる人工乾燥が必要になってくる。 乾燥装置には多くの種類があるが、現在もっとも一般的なのは、「蒸気式内部送風機型乾燥室」によるものである。材を桟積みして乾燥室にいれ、室内の空気温度を蒸気管によって加熱し、室内に設置した送風機により、全体の条件が均一になるように熱風を循環して乾燥する。
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