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古い寺社建築だけでなく、一般の住宅にも100年以上たっても、りっぱに使用されているものが少なくないが、条件によっては、腐朽菌やシロアリなどの生物によって、大きな被害をうける。しめった状態になりやすい場所には、耐朽性の高い樹種を利用することがのぞまれる。いっぽう、どのような樹種あるいは辺材であっても、きちんと防腐処理をすれば、耐朽性はいちじるしく改善される。近年の住宅では防腐土台といい、ベイツガ材に工場で水溶性防腐剤(CCA)を加圧注入した材が多くつかわれている。防腐・防蟻剤としてはCCA、クレオソート油のほか、最近では、DDAC、ACQなどが注目されている。
難燃処理も、古くからおこなわれてきた。木材を燃焼しにくくするために、燐酸アンモンやハロゲン化合物などを注入した材料が生産されている。また、木材の寸法安定性の向上のために、膨潤時の寸法を保持しようとするPEG処理と、乾縮状態を保持しようとする、アセチル化処理などが実用化され、硬化と美化をねらったWPCが、床板のような用途では、高く評価されている。立木染色材・人工杢(もく)単板などのカラーウッドも製品化され、さらにセラミックウッド、木材のリキッド化などが話題になっている。 → 木材工業
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