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内蔵の装置または遠隔操作によって、航路を修正しながらみずからの推進力で目標にむかう無人の飛行物体。誘導ミサイル、誘導弾ともいう。誘導装置をもつものがミサイル、無誘導のものがロケット兵器と区別されるが、国によっては総称してロケットの用語をつかう場合もある。ミサイルには核兵器を搭載した巨大な戦略ミサイルから歩兵携行の対空ミサイル、対戦車ミサイルまで、大きさ、目的などに多種多様なものがある。
ミサイル本体は通常、ペンシル(鉛筆)状の外形をしており、動力源、誘導制御機構および弾頭からなる。動力源にはロケットエンジンとジェットエンジンがある。ロケットエンジンは燃料と酸化剤をともに内蔵し、これを燃焼させて推進力をえる。初期の弾道ミサイルでは液体燃料がつかわれていたが、現在はほとんどが取り扱いの容易な固体燃料である。ジェットエンジンは空気を吸入して燃料を燃焼させ、推進力をえる。種類によっては翼を利用するもの、発射機から発進するときにブースターなど外部の補助をうけるものがある。
ミサイルの誘導は内蔵された誘導制御装置または外部の遠隔制御装置でおこなわれる。弾道ミサイルなどの長射程のミサイルは内蔵された誘導装置で経路を算定し、修正をおこなって飛行する。一部には内蔵レーダーで目標を探知して終末誘導をおこなうものもある。また最近では、人工衛星を利用した航法システム(GPS)を利用して経路を修正するものもある。 中射程、短射程のミサイルでは外部の誘導員が目標をとらえて、ミサイルを誘導する指令誘導方式、ミサイル自身がレーダーをもつアクティブホーミング、誘導装置からレーダー波やレーザーを放射してその反射波をとらえるセミ・アクティブホーミング、目標の出す電波や赤外線を感知して追跡するパッシブホーミング方式などがある。 ミサイルの弾頭は炸薬(さくやく)をつめた通常型弾頭が一般的だが、コンクリートや装甲貫徹用の特殊弾頭などもある。また、弾道ミサイルでは生物化学兵器を搭載した化学弾頭、核弾頭などがある。
ミサイルの分類法には、発射母体、使用場所によるもの、射程や運用法によるもの、飛行形態によるものなどがある。
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