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項目構成
1846年、ウェストバージニア州のホイーリングのオハイオ川に、全長307.9mの吊り橋が建設された。ドイツ系アメリカ人の土木技師ジョン・ローブリングの設計施工によるもので、世界ではじめてのワイヤーケーブルによる長大スパンの吊り橋であった。 ニューヨークにあるブルックリン橋もローブリングが設計し、1883年に開通した。この橋の中央部のスパンは486.2mある。1931年に完成したジョージ・ワシントン橋のスパンは1066.8mある。 サンフランシスコのゴールデンゲートは1937年に開通した。この橋の中央部のスパンは1280.2mあり、227.4mの高さの塔状構造物からつりさげている。橋の底部から水面までは67.1mある。58年に完成したミシガン州のマキノー橋は、中央部のスパンが1158.2mある。ニューヨークのブルックリンとスターテン島をむすぶベラザノナローズ橋(1964)は、中央部のスパンが1298.5mある。 現在、世界でいちばん長い吊り橋は、1998年に開通した、明石海峡大橋(→ 本州四国連絡橋)で、そのスパンは1991mある。 世界でいちばん高い吊り橋は、水面から321mの高さにあり、コロラド州にあるアーカンソー川のロイヤル地溝にかかっている。1973年の後半には、トルコのイスタンブールにあるボスポラス海峡をまたいで全長1079mの吊り橋が開通し、はじめてヨーロッパとアジアが高速道路でむすばれた。
はじめての鋼製アーチ橋は、ミズーリ州のセントルイスをながれるミシシッピ川にかけられた。設計はアメリカ人土木技師ジェイムス・ブキャナン・イーズで、1874年に開通した。 この橋は3つのアーチで構成され、アーチのスパンはそれぞれ、153m、158.5m、153mである。ニューヨークにあるイーストにかかるヘルゲート鉄橋は、1917年に完成した当時は世界でいちばん長い鋼製アーチのスパンといわれた。設計はアメリカ人土木技師、グスターブ・リンデンタールである。スパンは297.8mある。 ニューヨーク州のスタテンアイランドからニュージャージー州のバイヨンヌをむすぶバイヨンヌ橋(1931)は、スパンが503.5mあり、全長は2468.9mにおよぶ。オーストラリアのシドニーにあるシドニーハーバー橋(1932)はスパンが502.9mある。 カナダのオンタリオ州クイーンズトンとニューヨーク州ルイストンとの間のナイアガラ川にかかる橋は、1965年に開通し、304.8mの鋼製アーチを使用して、固定式の鋼製リブによるアーチとしては世界最長である。ウェストバージニア州のフェイエットビルにあるニューリバーゴージ橋は77年に完成して、そのスパンは518.5mある。
20世紀になると間もなく、鉄筋コンクリート構造の技術開発により、コンクリートをつかったアーチの橋は大きな進歩をとげた。1940年に完成したスペインにあるエスラ川にかかるエスラ橋は、196.6mのスパンである。オーストラリアのシドニーにあるグレイズビル橋は、パラマッタ川の水面から45.7mの高さにあり、コンクリート製のアーチで304.8mのスパンがある。コンクリート製のアーチで、スパンが390m、高さが67mのクルク(サンマルコ)橋がクロアチアで79年につくられている。 コンクリート製のアーチを多用する構造は、とくにアメリカでは陸橋につかわれている。ペンシルベニア州のタンクハンノック鉄道陸橋は1916年に完成し、全長は723.9mある。この陸橋は、54.9mのアーチ10基と、30.5mのアーチ2基とでできている。ペンシルベニア州のコロンビア高速道路陸橋は、全長が2089.7mあり、28基の56.4mのコンクリート製のアーチでできている。
鉄道が発達すると、半円形のアーチ構造が復活した。スコットランドのモーチリンに近いエアー川にかかる石造のバロックマイル陸橋は、半円形のアーチで54.9mの長さがある。いちばん長い石造のアーチによる鉄道陸橋は、ペンシルベニア州のロックビルにある。この陸橋は、旧ペンシルベニア鉄道、現在のアムトラック(→ 鉄道)の4本の軌道をのせ、サスケハナ川をこえている。ロックビルの陸橋は1902年に開通し、スパンが21.3mある48基のアーチがあり、全長は1161mある。 イタリアでは、全長が3657.6mで、222基のアーチでできた陸橋がベネツィアラグーナの上にかかり、ベネツィアと本土をつないでいる。 世界最大の組積造アーチのスパンは、1903年に完成したドイツのプラウエンにあるシラ橋の89.9mである。最近のアメリカでは、組積造アーチの橋は建設費がかさむため、大きなものはつくられていない。
鋼製トラスによる工法は、低コストで建設できるためひろく利用されている。近年の技術開発で、以前より長いスパンがとれるようになり、連続トラスによる工法が多くつかわれるようになった。 この連続トラスの特筆すべき例としては、オハイオ川にかかるリンデンタールのサイアトビル橋(1917)がある。トラスの全長は472.4mあり、それぞれ236.2mの2つのスパンでできている。オレゴン州にあるコロンビア川にかかるアストリア橋(1966)は、いちばん長い連続トラスの橋で、スパンは375.5mある。 近年開発されたガーダーによる橋の工法に、いわゆる直交デッキがある。これは、十文字に鋼材で補強した平鋼板を橋につかい、この鋼板が道路面の床材となると同時に、短手方向の床梁と長手方向の支持ガーダーの頂部フランジとしてはたらく。アメリカでこの構造による最大の橋は、サンフランシスコにあるサンマテオ・ヘイワード橋で、1967年に開通した。全長は約11.3kmにおよび、主要なスパンは228.6mある。この橋の鉄骨部分には高張力鋼を使用して、その延長は2941.3mあり、このうちの167.6mが直交デッキ構造となっている。
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