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項目構成
水上にうかぶ橋は、軍事目的では臨時のものだが、地域的な条件によっては常設のものとしてつかわれる。インドのコルカタにあるフーグリ川にかかる浮橋は、466.3mの長さがある。道路面は水面から8.2mの高さにあり、それぞれ長さが48.8mで幅が3.1mの鉄船14隻の上に支持されている。 シアトルに近いワシントン湖にかかるコンクリート製の船橋は、全長が1.6kmにもおよび、その上を高速道路がはしっている。この橋では25あるコンクリート製の箱船がボルトで連結され、錨で固定されている。また、橋の下を大きな船が通過できるように、望遠鏡の筒のように伸縮して、箱船間のスパンが調節できる構造となっている。
箱船間のスパンがひろがる船橋のほかに、可動式の橋としては、はね橋、旋開橋、あるいは吊り上げ橋などがある。どの方式にするかは、地域の条件できまる。はね橋のいちばん古い形式は、材木でつくって城の濠(ほり)にかけた板橋を、城から鎖でひきあげるものである。蝶番(ちょうつがい)式でうごき、釣り合い用のおもりがある1~2スパンの可動式の橋は、せまい水路で通過する船舶の多い所に適している。 ロンドンのテムズ川にかかるタワーブリッジ(1894)は、はね橋の例としてもっとも有名である。アメリカでは、シカゴのシカゴ川にかかるアウタードライブ・ブリッジは、2層式のはね橋で、スパンは79.3mある。オハイオ州のロレインにある、双葉型のはね橋は、101.5mの長さがある。
旋開式の橋は、橋のスパンの可動部分が中央で旋回軸やターンテーブルに固定してあるもので、いちばん長い可動スパンは166.1mである。この橋は鉄道と高速道路がはしる橋で、1927年に完成し、アイオワ州のフォートマジソンをながれるミシシッピ川にかかっている。
垂直吊り上げ方式の橋は、船を通過させるため水面からの高さを確保する必要がある場合につかわれる。 いちばん長い吊り上げスパンの橋は、鉄道の単線軌道がはしる橋でニュージャージー州のステイタンアイランドとエリザベスの間にあるアーサー水路にかかり、1959年に完成した。吊り上げスパンは170.1mの長さがある。水面から橋の下までの高さは、橋がしまっているときに9.5mあり、橋があがるときは41.2mになる。 垂直吊り上げ方式の橋で画期的な例としては、アーカンソー州のパインブラフをながれるアーカンソー川にかかっている橋がある。この橋は、船が通過できる水路が6つのスパンにわかれ、スパンの長さはそれぞれが72.9mある。どのスパンも、左右のスパンに吊り上げ装置がある。この仕組みは、川の主要な水路が、ときどき位置をかえることを考えたものである。
近年につくられた長い橋では、いくつかの構造をくみあわせたものが多い。この例として重要なものに、サンフランシスコにあるベイ・ブリッジ、ニューヨーク市にあるトライボロブリッジ、バージニア州にあるチェサピーク湾ブリッジ・トンネルなどがある。 ベイ・ブリッジは、導入部分もふくめて、約12.1kmの長さがある。この橋は2つの部分からなり、ひとつはイーストベイにかかる部分で、426.7mの片持ち梁によるスパンである。もうひとつはウェストベイにかかる部分で、704.1mの吊り構造によるスパンである。この2つの部分は、イエルバブエナ島の所で、152.4mの2層デッキのトンネルと、243.4mの陸橋とでつながれている。 トライボロ橋は、マンハッタン地区からの橋と、クイーンズ地区からの橋と、ブロンクスからの橋がランドール島の上で合流し、全長は約5.6kmある。構造的には、全長457.2mにおよぶブロンクス水路にかかる7つのトラス橋、ハーレム川にかかる全長が234.7mある3つのトラス橋、および94.5mの垂直吊り上げ式の橋、ランドール島とワード島とリトルヘルゲートをとおる3.6kmの陸橋、ヘルゲートにかかる中央のスパンが420.6m、両サイドのスパンが214.9mの吊り橋から構成されている。 チェサピーク湾ブリッジ・トンネルは、1964年に開通した高速道路である。全長は28.2kmで、バージニア州のノーフォークとケープチャールスとを連絡している。この高速道路の工法は、人工島の間にある船の主要な水路の下は2本のトンネルを貫通させているほか、2つの固定式の鋼製の橋、ならびに16km以上もあるトレッスル橋をつかっている。 世界最長の橋は、全長が約38.6kmにおよび、ポンチャートレーン湖コーズウエイとよばれる2本の平行してならんだ橋である。この橋はルイジアナ州にあり、ニューオーリンズとコビントンの2つの都市をむすんでいる。
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