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もっとも背の高い動物。アフリカのサハラ砂漠以南の、乾燥したサバナや疎林に生息する。オスの頭頂高は平均5.3m。さらに長さ40cmの舌をもっており、キリンの主食のひとつであるアカシアの木の高い部分の葉を食べることができる。
ほとんどの哺乳類と同様に、キリンも7つの頸椎(けいつい)をもっている。筋肉の発達した、極端に長い首をささえるために、ひとつひとつの椎骨が長い。心臓と頭がはなれているため、脳にじゅうぶんな血をおくることができるように、血管系には弁がいくつもある。オスもメスも、2本または4本の短くて先のまるい、皮をかぶった角をもっている。自在にうごく長い舌と、筋肉質の長い上唇をつかって、枝から葉をしごきとる。 木々の枝葉がつくる斑(まだら)模様の影にまぎれるよう、体には黄褐色の地に栗色の大きな斑点がある。年をとるにつれて茶色がこくなり、個体ごとに斑模様はことなってくる。寿命は、野生状態では最高で26年、飼育環境では36年である。
すぐれた嗅覚と聴覚をもち、視覚も発達している。2~10頭のゆるやかな結び付きの群れをつくり、ときどきはなれたり、また一緒になったりする。群れは成熟した1頭のオスがひきいており、そこにメス、子、まだ成熟していないオスがくわわる。 後肢が前肢の前に着地し、首が大きくゆれる走り方のため、おそいようにみえるが、実際には時速60km近いスピードではしることができる。あるくときには、ゆっくりと同じ側の脚を2本ずつ同時に前へだす。平均800kgもある体重のために、沼の多い湿地帯や川床をわたることはできない。しかし、かたい乾燥地なら行動半径はひろく、水場から数百キロメートルもはなれることがある。 アフリカに生息する多くの草食動物とはことなり、乾季に移住をしない。これは食料と必要な水分のほとんどを葉でまかなうからである。1カ月以上も水をのまずにすごすことができるが、たまに水をのむときは、長い前肢を大きくひろげて顔を水に近づけなければならない。同じ理由でめったに地上の草を食べない。声を発するときには、うめくような声か、低い声をだす。通常は立ったまま睡眠をとる。かたい蹄(ひづめ)でけりあげて身をまもる。おもな捕食者(→ 捕食)はライオンである。 繁殖期には、オスはメスをとりあって、太い首や頭をぶつけあい、たたかう(→ 競争)。15カ月後にメスは1頭の子をうむ。子の頭頂高は1.7~2m、誕生の20分後にはたつことができる。4年ほどで性的に成熟する。そのあつく丈夫でしなやかな皮を目当てに、かつて乱獲されたが、現在は保護されている。 分類:哺乳綱ウシ目(偶蹄目)キリン科。学名はGiraffa camelopardalis。
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