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タバコ

タバコ(煙草) Tobacco
百科事典項目
項目構成
2

葉巻種

葉巻にする品種で、葉がうすく、特有の香りがある。収穫後に乾燥させてから、発酵させて、強い香りをひきだす。高温多湿の地域で栽培され、産地によって、ハバナ葉(キューバ産)、マニラ葉、スマトラ葉とよばれる。最高級とされるハバナ葉を手巻きしたものでは、1本が1万円前後というものまである。

3

オリエント種

ギリシャやトルコなど、雨量が少なく日照量の多い、地中海性気候に適した品種で、本来の産地にちなんで、ラタキア、ターキッシュなどがある。独特の芳香があり、紙巻の味付けにつかわれる。

4

黄色種

紙巻の主原料で、乾燥させると、黄色がかった色になるところから、この名がつけられている。北アメリカの原産だが、アメリカをはじめ、中国、インド、タイなどで栽培され、日本でも、関東から沖縄までひろく栽培され、もっとも生産量の多い品種。

5

在来種

古くから各地で生産されていた品種の総称で、全体としては、味や香りが軽く、紙巻の充填原料としてつかわれることが多い。

VII

紙巻タバコ

タバコ製品は紙巻が主流だが、葉巻、刻み、嗅(か)ぎタバコや噛(か)みタバコもある。アメリカ大陸からヨーロッパにタバコが渡来したころは、葉巻とパイプ、一部上流階級の間では、嗅ぎタバコが流行した。紙巻が普及したのは、もっともおそいが、1520年にスペインがメキシコを征服した際に、先住民がすでにうすい植物性の材料でまいたタバコをすっていたといわれる。

紙巻が工場生産されるようになったのは、1840年代にフランスとロシアが初めで、ドイツ、オーストラリア、イギリスとひろまった。初期の製品は、手作業で製造されていたが、アメリカで60年代に、切りきざむ機械が発明され、80年代には紙巻装置が、89年には、缶入り製品の自動化がおこなわれた。機械化されてからは、刻みや葉巻にくらべ、携帯や喫煙に好都合であるところから、世界の各地で主流の喫煙方法になった。

分類:ナス科タバコ属。タバコの学名はNicotiana tabacum。マルバタバコはN. rustica

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