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妊娠(→ 妊娠と出産)がおこらないようにするための方法。人間は数千年の昔から、さまざまな避妊法をこころみてきた。すでに前2000年ころの古い医学書にも避妊法について書かれている。最古の避妊器具は膣(ちつ)の中に簡単な障害物をいれて、射精しても卵子が受精しないようにするものだった。その後、海綿、ワニのふんと蜂蜜(はちみつ)をまぜあわせたもの、岩塩、キニーネなどもつかわれた。
避妊法には、手術で永久的に不妊にするものと、性交のたびにおこなう方法がある。
この方法は男女ともにおこなうことができる。コンドームによる避妊は、男性がおこなう古典的な方法で、適切につかえば、かなり高い確率で避妊できる。値段もやすく、医師の許可もいらない。副作用もないため、世界でひろくおこなわれている。しかし、つかいなれない人たちは、避妊に失敗する率は高い。最近、避妊だけでなく、エイズ予防のためにも、コンドームをつかうことがすすめられている。欧米では女性用のコンドームも開発されている。 女性側の避妊法のひとつはペッサリーである。うすいゴムのカップで、子宮頸管(けいかん)にぴったりはめて使用する。カップには精子を殺すゼリーやクリームがはいっており、射精された精子をうごけなくする。副作用もなく、避妊成功率も高い。
子宮の中に小さな金属、またはプラスチックのリングやコイルをいれる方法である。IUDは、受精卵が子宮にただしく着床するのをさまたげることによって避妊させるものと、黄体ホルモンをごく少量だして受精をさまたげるものとがある。装着は医師がおこなうが、一度いれるとプラスチックのものなら1~6年間そのままでつかうことができる。避妊の成功率は95~99%だが、子宮痙攣(けいれん)や月経過多、骨盤の感染などの副作用もみられる。ごくまれに子宮壁がやぶれるという副作用がおこることがあり、これはたいへん危険である。
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