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一般には「痛み」、とくにずきずきする痛みをいうが、医学的には、体の組織が損傷をうけたり、損傷をおよぼす刺激(侵害刺激)をうけたりしたときに感じる不快な感覚をいう。
皮膚や体内の組織には、刺激を感じる特別な神経がたくさんある。これを医学用語では、侵害受容体という。この侵害受容体が刺激をうけると、痛みを感じる。
侵害受容体は、たとえば、熱湯をあびた、重いものがおちてきた、鋭利なものでさされた、切られたなど、体が損傷をうけるような刺激の情報をうけとると、この情報をAδ線維、C線維という2種類の神経線維が脊髄へつたえる。Aδ線維は刺激の情報をすばやくつたえ、急激に痛みを感じるようにはたらく。C線維は情報をゆっくりつたえ、痛みをたえず感じるようにはたらく。→ 神経系
侵害受容体から脊髄に情報がつたわると、ほかの脊髄神経が、痛みの刺激を強めたり、やわらげたりするように、情報をかえる。ふつうは痛みがやわらぐようにかえられる。情報はついで脳につたえられる。 脳のいくつかの部分では、痛みがどこでおこったのか、何が原因なのか、などを判断する。脳のほかの部分では、体全体の状態をもとに情報をまとめ、痛みという感覚をつくりだす。痛みの信号を発した脊髄には、脳の中枢から抑制性の神経線維がおりていっている。脳はこれを活性化して、痛みを軽減する。
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