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ヨーロッパ北部、スカンディナビア半島の東に位置する立憲君主国。正式国名はスウェーデン王国。国名は「スベア族の国」を意味するスウェーデン語のスベリエに由来する。バルト海にあるゴトランド島とエーランド島もスウェーデン領である。総面積は44万9964km²で、ヨーロッパで4番目に大きい。人口は903万1088人(2007年推計)。首都は最大都市のストックホルム。
国土は南北に細長く、最長距離は約1575kmだが、東西は約500kmしかない。海岸線の総延長は3218kmにおよぶ。 北西部にはノルウェーとの国境にそってスカンディナビア山脈がはしり、国内最高峰をほこる標高2111mのケブネカイセ山がある。スカンディナビア山脈の東側は高原で、ボスニア湾沿いの沖積平野へとつづいている。この地域には、北部の山地から南西にくだりボスニア湾へとそそぐ河川が多く、河川が形成する細長い湖、滝や急流は水力発電にかかせない水源となっている。代表的な河川として、オンガーマン川、ダーラ川、クラール川、ウーメ川、トルネ川があげられる。 中南部は湖沼の多い低地で、国内の2大湖であるベーネン湖とベテン湖がある。この低地の南側にはスモーランド高原として知られる高原地域が隣接し、半島の南西端にはスコーネ平野(→ スコーネ)が広がる。 スウェーデンは北ヨーロッパをおおうバルト楯状地(たてじょうち)にあるため、北西部をのぞき、先カンブリア時代に形成された花崗岩、片岩や片麻岩からなる。北部では変成岩が、スコーネ平野南部やゴトランド島、エーランド島では堆積岩がみられる。 約1万年前までに大陸性の氷床は後退したが、氷河は長い間に山をけずり、U字谷や多数の氷河湖をつくり(→ 氷河地形)、土砂や岩石が堆積して現在の地形となった。氷河時代の海は、南部と中部の湖沼地帯に肥沃(ひよく)な海洋性の泥質土壌をのこした。現在でも山地の高所には氷河がみられる。
きわめて高緯度に位置しているにもかかわらず、気候は比較的温暖である。これは、メキシコ湾流と、北大西洋からながれこむやや温暖な偏西風の影響だが、冬には東からの寒気団におおわれる。とりわけ北部は高緯度であり、山地が温暖な海洋の影響をさえぎるので、南部にくらべ気候はかなりきびしい。 南北の気温差をもっとも暖かい7月の気温幅でくらべると、ストックホルムで13~22°C、北部のピテオで12~21°Cと大差はないが、もっとも寒い2月では、ストックホルムで-5~-1°Cであるのに対し、ピテオでは-14~-6°Cにもなる。日照時間は緯度が高くなるにつれて夏は長くなり、冬は短くなる。国土の7分の1が北極圏内にあり、そこでは夏の2カ月間は白夜で日がしずまず、冬の2カ月間は日がのぼらない。 降水量は、南西部とノルウェー国境付近の山地で多いが、これらの地域をのぞくと比較的少ない。年降水量はストックホルムで539mm。雨は晩夏に多く、中部と北部は豪雪地帯となっている。
北部では寒冷性の高山植物が繁茂している。高度の高い山地は不毛地帯で、高度が低くなるにつれて、多種にわたる地衣類やコケ類におおわれた荒地、やや発育不全のシラカバやヤナギの樹林帯にかわる。さらに高度の低い地帯は、トウヒやアカマツといった針葉樹林帯となる。南部ではカシやオークなどの広葉樹林がみられる。 森林にはシカやノロジカが多く、北部ではサーミがトナカイを飼育している。現在、クマ、ヤマネコ、オオカミをみかけることはまれだが、高山の荒地ではレミングが生息する。哺乳類(ほにゅうるい)の現存種は60種(2000年)。鳥類の種類も249種と多く、希少種は自然保護地域で保護されている。 魚は北海とバルト海、さらに内陸の湖沼や河川に豊富にみられる。海水魚はタラ、サンマ、ニシン、淡水魚ではカワカマスやスズキが代表的。
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