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上空の気圧、気温、湿度などを測定するための気象測器。弁当箱ほどの大きさの発泡スチロールの箱の中に、これらの物理量を測定するためのセンサーと、観測したデータを電波で地上局に送信するための発信器、電力を供給する電池をのせ、ヘリウムまたは水素をつめた直径1mほどのゴム気球にぶらさげて、上空にあげる。気球は毎分300~400mほどの速度で上昇し、その途中で測定した気象データを刻々電波で地上におくる。
この方法で、地上から約30km上空までの大気の状態を観測することができる。風向・風速を測定するため、ラジオゾンデの位置を電波探知機で追跡することもおこなわれる。この機能をもつラジオゾンデをレーウィンゾンデという。レーウィンとは、レーダ(電波探知機)でウィンド(風)をはかることに由来する。電波探知機をもちいるかわりに、ラジオゾンデが刻々自分のいる位置(→ 緯度・経度)を地上局に知らせてくるゾンデも開発されており、位置を検出する方法によって、オメガゾンデ、GPSゾンデ(→ GPS)とよばれる。なお、ラジオゾンデの高さは、上昇速度を仮定し、あげてからの経過時間から計算される。 ラジオゾンデは第1次世界大戦後に開発されたが、天気予報のために組織的に利用されはじめたのは、1930年代になってからである。現在でも、数値予報の初期値として現状のデータをあつめる必要があるので、国際的な協定により、日本時間の午前9時と午後9時に、世界中の気象観測施設でいっせいにラジオゾンデでの観測がおこなわれている。
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