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項目構成
サメ、エイ、ガンギエイなどからなる軟骨魚類には、鳥の卵に似て、卵黄と卵白のある角質の殻でおおわれた卵をうみつけるものがいる。ツノザメは、卵を水底の物質に糸で付着させる。メクラウナギの卵は円柱状で、両端にかぎ状の突起がついており、これにより卵がつながっている。 硬骨魚類の卵はふつう球形で、丈夫な卵嚢におおわれている。サケにみられるように、水底に放出されて砂や小石の間にしずむ卵もあれば、ゼラチン質につつまれて水にただよう卵もある。アンコウの卵塊が後者の例で、幅60cm、長さ9mに達することがある。また、種によっては、ナマズのように、孵化するまで親の口腔(こうこう)の中で卵が保護される。生きた幼体をうむものも、わずかにいる。
軟体動物、甲殻類、昆虫など無脊椎動物の卵の形態には、じつにさまざまなものがある。軟体動物の卵には、モップの先のひものように束になった、たくさんの細長いケースにうみつけられるイカの卵のようなものもある。もっとも高等な甲殻類は、卵を体の下側の外肢に付着させ、保護する。 ミジンコは2種類の卵をうむ。ひとつは小型の夏卵で、背中側の嚢(育房)の中で保護される。もうひとつは大型の冬卵で、受精するまで、甲のひだ(卵殻包)の中で保護される。通常の生殖は、夏卵の孵化を通じておこなわれる。しかし寒さがきびしくなったり、生息する湖沼の水が不足すると、冬卵が受精して放出される。冬卵は、孵化するのに良好な環境がととのうまで、長期間にわたり休眠状態をたもちつづける。昆虫の卵は、多くの種の卵殻にみられる模様の複雑さのほか、卵や、それをつつんでいるさや状の卵鞘の形態にも多様な特徴がある。
卵のうち、人間がいちばんよく食べるのはニワトリの卵である。しかし、アヒルなど、そのほかの鳥の卵も、日常的に食用とされる。またさまざまな魚の卵が、たとえばチョウザメの卵はキャビア、サケの卵はイクラ(ロシア語で魚卵の意)とよばれ食卓にのぼる。タラの卵のたらこやボラの卵巣を加工したからすみなども、日本人の食生活になじみ深いものになっている。
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