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南アメリカ大陸北西部の赤道直下にある共和国。正式国名はエクアドル共和国。国名のエクアドルはスペイン語で「赤道」のこと。沖合西約965kmの太平洋上にガラパゴス諸島を領し、面積は27万2045km²。人口は1392万7650人(2008年推計)。首都はキト。
エクアドルは地理上、4つの地域にわけられる。海岸平原のコスタ地域は国土の4分の1以上を占める。中央高地のシエラ地域は南北につらなる2つの山脈からなり、人がすむ山間盆地が点在する。東部密林のオリエンテ地域は国土の半分を占め、アンデス山脈のなだらかな東側斜面をなしている。ガラパゴス諸島は火山をかかえた6つの大きな島と、9つの小さな島からなる。 シエラ地域は、アンデス山脈の中の2つの山脈、コルディエラオクシデンタル山脈とコルディエラオリエンタル山脈にまたがる地域で、標高4800m以上の峰が12以上ある。コトパクシ山(5897m)は世界でもっとも高い火山である。
エクアドルは赤道直下に位置しているが、高度差があるため、気候は変化にとむ。コスタ地域は高温多湿で年平均気温は約26°C。シエラ地域は、標高に応じて年平均気温は7~21°C。キトは標高約2850mで、年平均気温は13.7°C。オリエンテ地域はコスタ地域よりも高温多湿で、年平均気温は37.8°Cに達し、年降水量は約2030mm。
エクアドル北部の海岸地方と、南部の内陸地方は熱帯雨林におおわれている。アンデスの斜面は湿度が高く、コケ植物の多い蘚苔林(せんたいりん)が広がっている。コルディエラオクシデンタル、コルディエラオリエンタルの両山脈の東側と西側はオリエンテ地域と同様に高温多湿で、標高3000m付近までは密林が広がり、それ以上の高さには高山植物が自生する。 エクアドルの動物の種類は多様で、302種(2000年)の哺乳類(ほにゅうるい)がすみ、大型哺乳類ではクマ、ジャガー、ヤマネコなど、小型哺乳類ではイタチ、カワウソ、スカンクがいる。爬虫類(はちゅうるい)では、アンデス山脈の斜面や海岸沿いの低地にトカゲ、ヘビ、ワニなど380種が生息している。鳥類も1388種と豊富で、越冬のため北アメリカからわたってくる鳥もいる。ガラパゴス諸島には貴重な固有種が多く、野生動物保護地域となっている。 国土の38.3%(2005年推計)が森林におおわれているエクアドルでは、森林が重要な資源である。鉱物資源としては石油、天然ガス、金、銀、銅などがある。
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