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項目構成
日本語の音節が、促音(っ)や撥音(ん)などの特殊な音節をのぞけば、母音でおわる開音節を原則としているのに対し、朝鮮語の音節には、開音節だけでなく、子音でおわる閉音節もある。 世代による違いはあるものの、母音音素には一般に8つがみとめられる。おおむね日本語の「あ、い」に加え、「え、う、お」の母音がそれぞれ2種類ずつある、と考えるとわかりやすい。 子音音素は、日本語では清濁、つまり有声か無声かの違いによる区別が重要な役割をはたすのに対して、朝鮮語では、はきだす息の量の違いが重要な役割をはたす。破裂音と破擦音には、まったく息をださない音(濃音)、はげしく息をだす音(激音)、その中間の音(平音)の3種類があり、摩擦音の[s]にも平音と濃音の2つがある。また、[r]と[l]の区別はなく、語頭や母音間では[r]であらわれ、語末では[l]であらわれる。
日本語と同様、漢語と固有語と外来語の3種類に分類される。しかし、語彙全体に占める漢語の割合については両言語とも半数近くを占めるが、基礎語彙に占める漢語の割合は朝鮮語のほうがはるかに多い。また、日本の植民地時代(→ 韓国併合)には日本語から多くの語彙がはいりこんだ。国語浄化運動の高まりにより、純粋の朝鮮語におきかわったものが少なくないが(たとえば「割り箸(ばし)」に対する固有語の「木の箸」)、「うどん、おでん」などのように依然として生活に深くはいりこんでつかわれているものもある。また、日本語でありながら、漢字で書かれているために、漢語としてとりいれられたものも少なくない(たとえば「葉書」「手続き」など)。
指示詞は、「こ、そ、あ、ど」からつくられる派生形からなる日本語の指示詞体系とよく似た体系をもち、使い方も日本語とほぼ同じである。 一人称代名詞には「謙譲形」がある。二人称代名詞には丁寧体の度合いによりいくつかの形がある。ただ、目上の人に対してはこの形をさけて、姓や地位をあらわす語に、先生や社長などの敬称をつけていうのがふつうであり、よびかけにも使用される。三人称代名詞は指示詞をつかって「この人」などのようにあらわす。
日本語と同様、固有語と漢語の2つの系列がある。日本語の固有数詞が11以上になると漢語の系列にうつるのに対して、朝鮮語は99まで固有語があり、100から漢語の系列にうつる。また、助数詞も発達しており、対象物の形状によってつかいわけられる。助数詞にも漢語と固有語がある。 数詞と助数詞が結合する場合、日本語では漢数詞が圧倒的に優勢なのに対して、朝鮮語では固有数詞が圧倒的に優勢である。しかし、なかには同一の助数詞が、漢数詞と結合するか固有数詞と結合するかで意味がことなるものもある。また、日本語の「1冊の本」のようないい方はふつうではなく、「本1冊」というのがふつうである。
兄弟をあらわす名称については、日本語では、男と女、年長と年少という2つの特徴で、兄(男上)、姉(女上)、弟(男下)、妹(女下)のように区別することができるが、朝鮮語では、兄や姉については自分と同性であるか、異性であるかで形がことなる。一方、弟や妹については、性を区別せずに「同生」とよび、性を区別する場合は、前に「男」「女」をつけることになる。 兄弟以外の親族名称については、かなり複雑である。たとえば、「父方のおじ」で結婚している場合、父親の兄のことを「大きいお父さん」、父親の弟のことを「小さいお父さん」とよび、さらにその配偶者をそれぞれ「大きいお母さん」「小さいお母さん」とよぶ。
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