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項目構成
当時の母音体系は、陽母音と陰母音と中性母音とにわかれ、原則として単語内では陽母音は陽母音だけで、陰母音は陰母音だけで結合し、中性母音はいずれとも結合できた。この現象は「母音調和」とよばれ、母音ではじまる助詞や活用語尾にまでおよんだ。ところが、母音の一部の消失や、二重母音の一部の短母音化など、母音体系が大きくかわり、その影響で母音調和の現象もくずれた。 子音音素としては、かつてはつかわれ、現在は消失したものがあった。また、かつては語頭にも複数の子音がたったが、そのほとんどが現在単子音化し、濃音となった。さらに、ピッチアクセント(高低アクセント)が単語の意味を区別する機能をもっていたが、中央方言ではそれがうしなわれて、現在慶尚道方言など一部にしか保存されていない。 ところで、漢字音の研究などから、激音は古代韓国語にはなかったのではないかと推定されているし、濃音も新しく発生したものだと考えられている。朝鮮語がアルタイ系の言語に属していたとすれば、一方で有声と無声の対立をうしない、他方で激音や濃音という新しい音素を獲得したことになるが、朝鮮語の系統を考える場合、それを解明することが大きな課題だといえる。
敬語法の体系のうち、謙譲法の機能が弱化し、新しい丁寧体のスタイルを発達させた。これは、接辞の結合の順序にも大きな変化をあたえた。また、時制体系においても、大きな変化をみせている。現在の過去形は、本来完了形をあらわす接続形に存在詞「いる」をつけた「~している」から発達してきたものである。さらに、母音でおわる名詞につく主格助詞が新たに発達し、「は」「を」などに相当する助詞とともにもちいられるようになった。
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