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    中国語 (ちゅうごくご)は、 シナ・チベット語族 に属する 言語 で、 中華人民共和国 ・ 中華民国 ( 台湾 )のほかに、 シンガポール などの 東南アジア や、 日本 、 アメリカ などの世界各国にいる 華僑 ・ 華人 たちの間で話されている。

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中国語

中国語 ちゅうごくご Chinese Language
百科事典項目
項目構成
VI

文法

ラテン語ロシア語のように複雑な語尾変化をもった言語(屈折語)は、文法的な違いをしめすために元の単語に要素が付加されたり、また発音自体をかえたりする。

しかし、現代中国語ではこうした違いをあらわすために、単語の発音が変化することはなく、まれに付加がおこなわれるだけである。主語か目的語かをしめすような名詞の語尾変化も日本語の格助詞にあたるようなものもないので、文中での単語相互の関係をしめすものとして、英語以上に語順が重要である。中国語の語順は、大ざっぱにいえば英語の語順と同様で、主語+動詞+目的語であり、修飾語+被修飾語の順である。

中国語の文法的特徴でさらに顕著なものは、一般的に動詞が時制をあらわさないことである。また、英語の関係節に相当するものがなく、複雑な修飾句でも日本語と同じように被修飾語の前におかれる。

VII

表記

中国語の表記には漢字がつかわれる。3500程度の漢字を知っていれば新聞をよむことができるが、中国最大の漢字字典である漢語大字典には5万4000以上の漢字が収録されている。

発見されているものでもっとも古い文書は、前13世紀ごろの殷時代の、宮廷の占い師がべっ甲や牛の肩甲骨にきざんだ神託をつげる言葉で、甲骨卜辞(ぼくじ)とよばれるものである。この時代以来、中国語の表記体系は標準化にむかい、形はかわっているが表記体系の原則や記号は基本的には同じである。

前3世紀の始皇帝は、地域ごとにことなる文字を整理するため、簡略化、標準化された小篆(しょうてん)とよばれる表記を施行した。(前202~後220年)の時代に、小篆は、隷書行書草書、楷書へと発展した。略字は長い間、公文書では禁止されていたが、中華人民共和国では、1956年以降制定した簡体字とよばれる略字を正字としてもちいている。

VIII

現代中国語

中国語改革の声は、西欧諸国にふみにじられた清朝末期に高まった。魯迅は「漢字がほろびなければ中国はかならずほろびる」といいきり、漢字のもつ欠陥を批判した。漢字をマスターすることの難解さが非識字率の高さを生み、中国社会の後進性の要因になっているとして、漢字にかわる平易なラテン化新文字の採用を提唱した。

ラテン化新文字は採用されなかったが、1949年10月に設立した新中国のもとで漢字改革の動きが具体化する。当時の周恩来国務院総理をはじめとする政府のバックアップのもとに、漢字の簡略化、共通語の普及、中国語表音案の制定および実施、の3つの改革が実行された。現代中国語は、この改革を通じて今日の体系がととのえられた。

1

簡体字の採用

漢字の簡略化は、簡体字の採用によって字形を簡単にすること、同音同義で書き方だけがちがう異体字を整理するなどで字数をへらすこと、の両面ですすめられた。

いま中国で正式に使用されているのは、1956年に公布された簡体字である。従来の繁体字は筆画が多くておぼえにくく、書くのもたいへんであったが、簡体字ではこうした欠点が軽減された。筆画をへらすための工夫は、輪郭のみをのこす、草書体をもちいる、一部を符号化する、古字や異体字の中から筆画の少ないものを採用するなど、さまざまな方法でおこなわれ、現在、2300余りの簡体字がつくられている。

2

普通話の制定

中国語には多くの地域方言が存在し、その違いの程度も大きい。地域を異にする人がおたがい自分の方言で話すと、意思疎通できないようなケースがしばしばおこる。全国の中国人同士が音声でコミュニケーションをするためには共通語が必要になる。こうした事情から、1956年に全国で通用する普通話(プートンホア:あまねく通じる言葉)が制定された。

普通話は、北方方言のひとつである北京語の発音体系を基準として人為的に規定された言語である。今日の中国では、ラジオ、テレビ、新聞、教育など、公の場で広く普通話がもちいられ、その普及育成がはかられている。

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