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巨大で後ろにまがった角を特徴とする野生のヤギの総称。オスの角は、長さが70~140cmで、メスの角はそれより短い。 種としてのアイベックスには多くの亜種があるが、代表的なアルプスアイベックスは大型で、オスは体長が115~170cm、肩高が65~105cm、体重も80~100kgに達する。季節により体毛が赤褐色から灰褐色にかわる(→ 換毛)。オスは独身グループで生活し、メスは10~20頭の群れをなすが、繁殖期だけオスとメスは生活をともにする。アルプス山脈の高木限界と万年雪ののこる雪線の間の岩地に生息し、木の芽や葉などを食べながら、たしかな足どりで敏捷に岩棚をとびまわる。乱獲されてきたが、現在では保護されている。
そのほかの亜種としては、アルプスアイベックスよりも大型で110kgをこすシベリアアイベックス、逆に小型のアラビア半島やエジプトに生息するヌビアアイベックス(体長105~120cm)やエチオピアに絶滅寸前のワリアアイベックスがいる。 また、残りの2種、ヨーロッパ南東部に生息するカフカスアイベックスとイベリア半島に生息するスペインアイベックスも、絶滅危惧種とされている。 分類:哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科。アイベックスの学名はCapra ibex。アルプスアイベックスはC. i. ibex。シベリアアイベックスはC. i. sibirica。ヌビアアイベックスはC. i. nubiana。ワリアアイベックスはC. i. walie。カフカスアイベックスはC. caucasica。スペインアイベックスはC. pyrenaica。
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