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アイルランド

アイルランド Ireland
百科事典項目
項目構成
2

立法と司法

アイルランドは二院制の議会をもつ。下院は直接選挙でえらばれ、議員数は166名。上院は60名の議員からなるが、そのうち11名は首相の任命、6名は大学からの選出、残り43名は、文化・教育、農業、労働、産業・商業、行政それぞれの専門家として、県および特別市の評議会メンバーと国会議員からなる選挙委員会によってえらばれる。任期は上院・下院ともに5年。

アイルランドの司法権は、最高裁判所、高等裁判所、刑事控訴裁判所、中央刑事裁判所、巡回裁判所、地方裁判所にある。裁判官は政府の推薦のうえに大統領が任命する。

3

政党

アイルランドのおもな政党は、共和党(フィアナ・フォイル)、統一アイルランド党(フィネ・ゲール)、労働党、進歩民主党、緑の党、シン・フェーン党、社会党などである。

4

防衛

アイルランド軍は志願制で、2004年現在、陸海空をあわせて1万460人の兵力をもつ。第2次世界大戦時前から中立政策をかかげ、NATO(北大西洋条約機構)には加盟していないが、1999年に「平和のためのパートナーシップ」協定に調印した。国連平和維持活動(PKO)には積極的に参加し、レバノンなどに兵力を派遣してきた。

VII

歴史

1916年以前のアイルランドの歴史については、アイルランド島を参照。

1

アイルランド革命(1919~22)

1916年4月24日、復活祭の月曜日にダブリンでおきたイースター蜂起(アイルランド民族主義蜂起)は、アイルランド人の支持も少なく、失敗におわった。しかし、15人の民族主義者の処刑をふくむイギリス側の弾圧は、アイルランド人の民族感情をかきたて、民族勢力を結集したシン・フェーン党の台頭をうながすことになった。シン・フェーンとはアイルランド語で「われら自身」を意味する。

1918年のイギリス議会総選挙で、アイルランドにわりあてられた議席の大部分を獲得したシン・フェーン党は、イギリス議会への登院を拒否し、19年1月、ダブリンで第1回アイルランド国民議会を開催して、アイルランド独立を宣言し、デ・バレラを大統領とする政府をうちたてた。これにつづいて、独立をみとめなかったイギリスと、のちにアイルランド共和軍(IRA)とよばれるようになる義勇軍との間に、はげしい戦争が勃発(ぼっぱつ)した。

1920年12月、イギリス議会はアイルランド統治法を制定し、プロテスタントが多い北部の6県に1議会、他の26県に1議会を設置した。北アイルランドはこの法律をうけいれるが、その他の地域では分離に反対するゲリラ戦がつづき、21年7月にようやく停戦した。アイルランド国民議会代表とイギリス政府首相ロイド・ジョージとの交渉の結果、12月に26県がイギリス連邦内の自治領としてアイルランド自由国となることをさだめたイギリス・アイルランド条約が締結され、22年に批准された。

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