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血液は心臓からでて、動脈、毛細血管、静脈をとおって、また心臓へもどるが、その経路を循環器系という。 ヒトや高等動物では心臓は右心房、左心房、右心室、左心室の4つの部屋でできている。心臓の右半分は、体細胞からもどってきた酸素の少ない血液を、肺にもどして新たに酸素をうけとるようにはたらく。左半分は酸素の多い血液を肺からうけとり、動脈を介して体のさまざまな器官へ血液をおくる働きをしている。 血液は約50~60秒で体を一周するとされている。血液の循環は胎児の早期からはじまる。
全身をまわった血液は、上大静脈と下大静脈の2つの大きな静脈をとおって右心房へおくられる。もどってきた血液は、右心房が収縮すると右心房と右心室の間にある口をとおりぬけて右心室におくりこまれ、それから、右心室の収縮によって肺へおくられる。右心室が収縮している間は、三尖弁が完全にとじて右心房へ血液がもどってこないようになっている。 血液は肺をとおっている間に酸素をとかしこみ(酸素飽和)、4本の肺静脈をとおって左心房にもどる。この血液は左心房の収縮によって左心室におくりこまれ、その後左心室が収縮して大動脈におくられる。左心房と左心室の間には二尖弁(僧帽弁)があって左心室から左心房へ血液がもどってこない。また、大動脈の入り口には半月弁(大動脈弁)があって血液は左心室へはもどらない。同じような弁は肺動脈にもある。
大動脈は多くのおもだった動脈にわかれ、さらにどんどん小さい動脈に枝わかれして全身にくまなくいきわたっている。いちばん細い動脈はひじょうに細い毛細血管に枝わかれし、みごとな毛細血管のネットワークをつくっている。 毛細血管の壁はとてもうすく、血漿は血管外にしみだし、組織液は血管内に吸収される。こうして、血液は体の組織に酸素や栄養素をわたし、組織からは老廃物をうけとる。その後、毛細血管は合流して小さい静脈になり、だんだん大きな静脈になって最後は上大静脈と下大静脈になり、心臓にもどって体循環をおえる。
小腸から吸収された栄養素をふくむ血液は、門脈をへて肝臓におくられ、類洞にはいって、肝細胞と直接ふれる。肝臓で血液はふたたび静脈にあつめられ、右心房をとおる体循環に合流する。
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