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「だいしき」と読むこともある。新生代の地質年代区分のひとつで、第三紀のあとにつづく。約164万年前から現在までをさす。本来は人類の出現以降を区分する予定で考えられた地質年代だが、人類の発生について研究がすすみ、類人猿と人類が分岐したのはさらに古い時代と考えられるようになり、現在では人類の誕生とは別に地質年代の区分としてつかわれる。 → 人類の進化 第四紀は別名で氷河期とよばれる更新世(約164万年前~1万年前まで)と、後氷期(→ 氷期)ともよばれる完新世(約1万年前から)とにわけられる。日本では更新世を洪積世(こうせきせい)、完新世を沖積世(ちゅうせきせい)とよぶこともある。
更新世には、海陸の分布はほぼ現在と同じになったが、陸地の4分の1は氷河でおおわれていた。アメリカ大陸では氷河がカナダをこえてアメリカまで分布を広げていた。アメリカ東部ではペンシルベニアまで広がり、東は大西洋から西はミズーリ川まで、五大湖地方やオハイオ、ミズーリ川の上に広がっていた。また別の氷床がロッキー山脈のふもとから南はミズーリ州セントルイスのあたりまで、東はミシシッピ川まで広がっていた。ロッキーやその他の山脈などではニューメキシコやアリゾナまで氷河が存在した。 ヨーロッパではスカンジナビア半島を中心に南東方向は北ドイツや西ロシアまで、また南西方向はイギリス諸島まで氷床が広がっていた。また別の広大な氷床がシベリアをおおった。 更新世の氷河の痕跡が、世界の各地にのこっている。アメリカの五大湖は氷河作用がつくった湖であり、グレートソルト湖などは氷床の発達と後退によってつくられた湖の名残である。日本の浜名湖も氷河に浸食された谷に、間氷期になって海水が流入し、古浜名湾が形成された。
日本でも日本アルプスや北海道日高山脈には氷河が発達していた証拠として、浸食谷がのこっている。第四紀には、日本列島ではげしい地殻変動がおこった。現在の山脈、盆地、火山、海底地形などは、ほとんどが第四紀にあった変動の影響を大きくうけている。この原因についてはよくわかっていないが、日本列島に東西方向の強い圧縮力がはたらくようになったためであるといわれている。
現在から、約2万年前の最終氷期の最寒期には、海面は全世界で120m以上も低下しており、日本列島も、津軽海峡の一部、宗谷海峡、瀬戸内海の大部分などが陸続きで、アジア大陸ともつながり、現在の日本海は、ほとんど塩湖だったと推定されている。このとき、多くの動物が渡来し、日本の生物相に大きな影響をあたえた。約1万年前からの完新世になって、平均気温が高くなり、海面が上昇し、現在の海陸分布ができあがった。→ ナウマンゾウ
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