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中華人民共和国北西部にある省。チンツァン(青蔵)、ホワンツー(黄土)、モンゴルの三大高原の中間に位置し、南東から北西に長くのびる内陸の省。漢族のほか、回、チベット(蔵)、トンシャン(東郷)、ユーグ(裕固)、ボウナン(保安)など11民族がすむ。面積は45万4000km²。人口は2593万人(2002年)。省都はランチョウ(蘭州)。
農牧業がおもな産業である。麦や雑穀類などの畑作のほか、中国の五大牧畜地域のひとつで、南部草原地帯では馬、ラクダ、ヒツジ、牛などの飼育が盛ん。特産の白蘭瓜(メロン)も知られる。工業は蘭州、ユーメン(玉門)などを中心に非鉄金属、石油精製・化学、毛織物、機械などが発達しているが、近年はエレクトロニクス、バイオテクノロジーなどのハイテク産業の成長が注目されている。
漢・唐時代は西域諸国との文化交流・交易の中継点だったため文化遺産が多い。もっとも有名なのはトゥンホワン(敦煌)の石窟(せっくつ)で仏教美術の宝庫といわれる。万里の長城の西端にあるチアユーコワン(嘉峪関:かよくかん)、約7000の仏像があるテンショイの麦積山石窟などもある。蘭州大学(1946年創立)など17の高等教育機関がある。
漢の武帝が河西回廊一帯を支配下におさめ、敦煌、酒泉など4つの郡をおいた。前59年に西域都護府の設置でシルクロードの通行が確保された。清代の1666年甘粛省が設置され、その後、新疆、寧夏、青海などの省の分離や、内モンゴル自治区、ニンシア回族自治区(寧夏回族自治区)の両自治区との合併・分離などをへて、今日にいたっている。秋田県と友好関係をむすんでいる。
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