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野球に似た競技で、ソフトボールとよばれる大きくてやわらかいボールを使用しておこなう。競技ルールは野球とほぼ同じだが、投球スピード、用具、および競技場の大きさなどがことなる。 ソフトボールには、通常おこなわれているファーストピッチ・ソフトボールのほかに、スピードをおさえてうちやすくしたスローピッチ・ソフトボールもある。アメリカ中西部でとくに盛んなスローピッチ・ソフトボールでは、投球は地面から6フィート(1.83m)以上、12フィート(3.66m)以下の高さで、アーチをえがくように投球しなければならない。ファーストピッチ・ソフトボールの場合は、どんなにはやく投げてもかまわない。
国際試合に使用されるのは、革製のボールにかぎられるが、国内の試合ではゴム製のボールもつかわれる。公認ボールは、周囲12インチ(30.2~30.8cm)で、重さは6.5~7オンス(177.5~198.8g)、バットは、長さ34インチ(86.4cm)以内、重さ38オンス(1077g)以内、もっとも太い部分の直径が2インチ(5.72cm)以内でなければならない。 ソフトボールの競技場は、野球の競技場よりも小さく、各ベース間の距離は公式には60フィート(18.29m)、ピッチャーズ・プレートとホーム・プレートの間の距離は、女子の試合では43フィート(13.11m)、男子は46フィート(14.02m)である。
ソフトボールの競技ルールは、野球によく似ているが、投球が下手投げであること、試合が7イニングでおこなわれること、走者はボールが投手の手をはなれるまで塁をはなれてはいけないことなどの違いがある。
19世紀後半にアメリカで生まれたソフトボールの起源についてはさまざまな説があるが、1887年、シカゴ商品取引所のジョージ・ハンコックが、室内スポーツとして考案したのが始まりと考えられている。最初の試合はシカゴのファラガット・ボート・クラブ内でおこなわれた。95年にはミネソタ州ミネアポリスの消防局員ルイス・ローバーが、消防夫たちの健康維持と消防所内での余暇活動のために屋外でのソフトボールを考案し、キッツン・リーグ・ボールと名づけた。これがのちに短縮されてキッツン・ボールとよばれるようになった。数年のうちにキッツン・ボールはアメリカ各地で盛んになり、1922年にはキッツン・ボールにかわってダイヤモンド・ボールとよばれるようになった。 ソフトボールという名称は、1926年にコロラド州デンバーのYMCA(キリスト教青年会)のウォルター・ハケンソンのアイデアで、コロラド州アマチュア・ソフトボール協会を設立したのが始まりである。33年には最初の全米アマチュア・ソフトボール選手権大会がシカゴで開催されているが、この大会は、スポーツに情熱をいだく2人のアメリカ人、レオ・フィッシャーとマイケル・ポーレーによって企画されたもので、この大会から、名称がソフトボールに統一された。翌34年には、統一ルールもつくられている。 その後、ソフトボールの人気は上昇しつづけ、世界的に広まった。1951年には、国際ソフトボール連盟(ISF)が設立され、第1回世界女子選手権大会が65年にオーストラリアのメルボルンで、第1回世界男子選手権大会が66年にメキシコのメキシコシティで開催された。90年代半ばには85カ国以上で競技がおこなわれ、オリンピックでは96年のアトランタから2008年の北京まで、夏季大会の正式種目となった。
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