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南アジア南部、インド亜大陸南東沖の共和国。正式国名はスリランカ民主社会主義共和国で、イギリス連邦に加盟する。旧称セイロン。インド洋上に位置する島国で、インドとの間にはポーク海峡とマンナール湾があり、アダムズブリッジとよばれる小さな島々が鎖のようにつらなる。島の南北の長さは約440km、東西は220km、面積は6万5610km²。人口は2112万8773人(2008年推計)。立法府および司法府はスリジャヤワルダナプラコッテにあり、行政府があるのはスリランカ最大都市のコロンボである。
島の中南部は山地で、スリランカ最高峰のピドゥルタラガラ山(2524m)がそびえる。北東岸に自然の良港であるトリンコマリー、南西岸にコロンボやガルの港湾都市がある。最長の川はマハウェリ川で、トリンコマリー南方でベンガル湾にそそぐ。
赤道に近いため、熱帯気候である。低地での年平均気温は32.2°Cだが、中央山地は21.1°Cとすずしく、紅茶のプランテーションがおこなわれているヌワラエリヤの高原地域は、避暑地としても有名である。南部の中央山地と南西部の低地は湿潤地帯で、5~6月と10~11月のモンスーン期はとくに降雨が多い。北部および東部の平地は、湿度の低い乾燥地帯で、年降水量は1000mm程度しかなく、その大半が11月からのモンスーン期に集中している。そのため、乾燥地帯では農業に灌漑が必要となる。
南西部の大半は熱帯雨林におおわれ、山の高い所の斜面にも樹木が生いしげっている。山地の北側と東側の乾燥地帯に広がる植生は、おもに低木林である。また、海岸沿いの低地にはビンロウジュ、ココヤシ、パルミラヤシなど多種類のヤシ科植物が分布し、マングローブとタコノキ属の植物が海岸地域にみられる。森林が国土に占める割合は29.5%(2005年)。 野生動物では、チーター、ヒョウ、サル、ゾウなどの哺乳類88種(2000年)のほか、250種の鳥類や144種の爬虫類などが生息している。
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