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古生代に属する地質年代の区分で、約3億6250万年前から約2億9000万年前までの間をさす。また、前期(3億6250万年~3億3000万年前)と後期(3億3000万年~2億9000万年前)にわける場合もある。石炭紀という名称は、世界のおもな石炭層がこの時代に形成されたためで、1822年に、地質学者コニーベアがイギリスで、イングランドやウェールズ地方の石炭の層に対して命名したのが最初である。日本をふくむ環太平洋地帯では、石炭を産出する地層は、比較的新しく新生代の第三紀の地層からも産出する。
この時代、シベリア古大陸だけが熱帯地方の北にあり、北極近くまで広がっていた。ゴンドワナ超大陸はのちに南アメリカ、アフリカ、インド、オーストラリア、南極になる部分で構成され、すべて南半球に属し、南極点近くを中心とする広大なものだった。 現在の北アメリカと北ヨーロッパの大陸は、赤道付近の熱帯にあり、あたたかく、湿潤であった。そのような環境は植生と海洋生産の増加をもたらし、泥炭や石炭だけでなく石油や天然ガスもつくられた。
海陸の再配置によって大規模な気候変動がひきおこされた。石炭紀初期にあたたかく、湿潤であった気候は、石炭紀の終わりに近づくと寒冷化し、乾燥した。ゴンドワナプレート(→ プレートテクトニクス)の上ではペルム・石炭紀氷期(→ 氷期)として知られる長い氷河作用の時期が後につづいた(→ 氷河時代)。石炭紀の動植物の化石は豊富であり、多くの場合保存状態もよい。
植物の特徴として大きな均一性があげられ、遠くはなれた地域に同じ属、しばしば同じ種の植物がみつかる。おおよそ2000種の植物が知られているが、その大部分は花をつけず、胞子をつくる裸子植物である。初期のシダ(ヒカゲノカズラ科)、トクサ、コルダイテスが豊富に存在し、それにくわえて巨大な木性シダ(→ シダ植物)が生えていた。
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