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おもに電磁波をもちいて、陸地や水、あるいはなにかの物体について、接触することなしに情報をえる方法。遠隔測定、遠隔探査などと訳される。とくに飛行機や人工衛星に装置をのせておこなう調査をリモートセンシングということが多く、地球の資源探査や環境の調査、地図作成、監視に利用されている。また、地球以外の惑星の探査にももちいられる技術である。→ 宇宙探査 リモートセンシングでつかう装置にはいくつも種類がある。カメラで写真をとって、可視スペクトル領域のエネルギーをとらえるものや、赤外線やマイクロ波のような目にみえない電磁波のエネルギー(→ 電磁放射)をとらえるものもある。マルチスペクトルスキャナーは可視スペクトルと赤外スペクトル両方の画像をとることができる装置である。
もっともありふれた電磁エネルギーは可視光である。可視光のスペクトルは、電磁スペクトルのうち人間の目がかんじとることのできる部分である(→ 色)。カメラのフィルムは光にさらされて、電磁エネルギーをとらえるのである。空中から撮影した写真は50年以上も前から都市計画や森林管理、地形図作成、土壌保全、軍事調査などの用途につかわれている(→ 写真)。
赤外センサー(→ センサー)とマイクロ波センサーは、人間の目にみえない電磁エネルギーをとらえる。ある物体が放出する赤外エネルギーをはかることで、その熱を測定することができる。赤外センサーは、ある領域の温度分布を画像にしめすことができる。これはふつうの写真技術ではできないことである。熱赤外センサーをつかえば、湖や海などの水の温度を測定して分布図をつくったり、地下のパイプラインの故障部分をさがしたり、地熱や地質の様子(→ 地質調査)を地図にしたりすることができる。
レーダーなどのマイクロ波センサーは、対象物に電磁エネルギーをあてて、そこからの反射エネルギーが、どのようになっているかをとらえるものである。マイクロ波センサーでつかう電磁波は、波長が可視光線や赤外線にくらべてとても長く、雲をとおりぬけることができるため、ほかのセンサーでは雲にさえぎられてしまうときでも威力を発揮する。 ある領域をレーダーで走査して、データをコンピューターで処理すると、レーダー地図ができる。金星の表面は、全体が厚い雲でおおわれているため、レーダーをつかった調査がおこなわれ、地図をつくることができた(→金星の「表面の特徴」)。レーダー画像は地質図を作成したり、土壌中の水分量(土壌水分)をみつもったり、船の航路をきめるために海氷の状態をしらべたりするのにも利用されている。
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