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項目構成
植物の細胞を動物の細胞と区別するもっとも重要な特徴は、細胞壁である。植物ではこの壁によって細胞の内容物が保護され、細胞の大きさが制限される。これはまた、植物が生きていくうえで重要な構造的・生理的役割をはたし、輸送・吸収・分泌に関与する。 植物の細胞壁は何種類もの化学物質からなっており、そのうちセルロースがもっとも重要である。セルロース分子は結合して微小繊維となり、細胞壁構造の枠組みをつくる。ほかに、細胞壁の重要な構成物質として、硬さをあたえるリグニン、細胞の水がへるのをふせぐクチンやスベリンのようなろう状物質がある。多くの植物細胞には、生長中の細胞の1次壁と、生長がおわった細胞の1次壁の内側にできる2次壁の両方がある。原形質連絡は1次細胞壁と2次細胞壁の両方を貫通して、物質輸送の経路になる。
細胞壁の内側には細胞の生きた内容物があって、原形質体とよばれる。この内容物は3層からなる1枚の膜につつまれている。原形質体には細胞質と核がふくまれる。細胞質にもまた、膜につつまれたさまざまな細胞器官(オルガネラ)や液胞がふくまれる。核は細胞の遺伝の単位である。
液胞は膜でつつまれ細胞液でみたされた空間である。細胞液はほとんどが水で、さまざまな糖、塩類、その他の化学物質がとけている。液胞は動物細胞にはみられない。
色素体は細胞小器官(器官に似た特殊化した細胞内の部分)で、2枚の膜でしきられている。重要な色素体は3種類ある。葉緑体には葉緑素とカロチノイド色素がふくまれ、それらは太陽からの光エネルギーを種々の炭素化合物の結合によって化学エネルギーとして固定するプロセス、すなわち光合成がおこなわれるところである。白色体は色素をふくまず、デンプンや油脂、タンパク質の合成に関与する。有色体はカロチノイドをつくる。
色素体がさまざまな方法でエネルギーの蓄積に関与するのに対し、別の細胞器官に分類されるミトコンドリアは呼吸の場所である。この過程で、有機化合物から細胞の主要なエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)へ、化学エネルギーがうつされる。このエネルギーの移転は、解糖、クレブス回路(クエン酸回路)、電子伝達の3つの段階でおこなわれる。色素体と同様、ミトコンドリアは2重の膜でしきられており、内側の膜はおれまがって多数のひだになっている。このひだの表面で呼吸反応がおこる。
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