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電流を1方向のみにとおす2極素子の総称。本来は2極真空管のことをダイオード、3極管のことをトリオードといった。アノード(陽極)とカソード(陰極)とよばれる2つの電極を、真空のガラスや金属管に封入したもので、電子をカソードからアノードの方向のみにながす性質があるため、整流素子としてもちいられていた。→ 整流
現在つかわれているダイオードは、そのほとんどが半導体を利用したもので、その中でもっとも単純な構造をもつものは、ゲルマニウム点接触型ダイオードである。これは、ゲルマニウムの結晶に細い金属線を接触させたもので、初期のラジオで、受信信号を検出する部品に使用されていた。 初期のダイオードは、半導体の結晶と金属線が外部に露出していたが、現在では、これらは小さなガラス管に封入され、その両端に端子がつけられている。また、ゲルマニウムの代わりに、ケイ素をつかったシリコンダイオードが主流になっている。
内部の構造や製造方法からは、点接触型のほかに、ショットキー・バリヤー型、合金型、拡散型、メサ型、プレーナー型、エピタキシャル型、イオン注入型などに分類される。
合金型や拡散型は、2種類の半導体を面で接合した形なので、接合型ダイオードということがある。2つの半導体の接触面積が大きいので、高圧や大電流の素子をつくりやすい。その中でもツェナーダイオードは、接合部に発生する電圧が、ながれる電流にかかわらずほぼ一定であるところから、定電圧ダイオードともよばれ、電圧調整にもちいられている。
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