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長い耳と短い尾をもち、毛のあつい小型哺乳類。以前はネズミの仲間(→ げっ歯類)と考えられていたが、現在では、門歯が2対あることなどから別の独立した系統だとされている。犬歯をもたず、門歯と臼歯(きゅうし)には歯根がないため一生のびつづける。アナウサギ(rabbit)とノウサギ(hare)に大別できる。また原始的な形態をのこしたナキウサギなどもいる。
動物学的にみれば、アナウサギの特徴は、出生時には無毛で目も明かず、まったく無力な状態であること、また群れをつくる習性があり、地下にほったトンネル状の巣穴にコロニーをつくって生活することである。ただし、北アメリカの大陸ワタオウサギ属のヌマチウサギは例外で、巣穴をほらず、草木が密集した地表に巣をかまえ、群れをつくることも少ない。
一方、ノウサギに分類される種は、体毛が生え、目も明いた状態で生まれる。また、ごく簡単な巣をつくるだけで、群れをなして行動することはほとんどない。さらに、ノウサギは一般にアナウサギよりも大きく、独特の黒い斑紋(はんもん)の入った耳もアナウサギのものより長い。頭骨にもはっきりとした違いがある。
ノウサギとアナウサギは世界じゅうに分布し、多くの共通した特徴がある。両グループとも多産で1年に4~8回出産し、1回に3~8頭の子をうむ。妊娠期間は約1カ月で、生後約6カ月で出産が可能となる。 寿命は約10年といわれる。体重は約1~5kg、頭胴長は30~60cmに達する。おもに草や樹皮、野菜などを食べる。すみかとしては、さらさらと乾燥した土質の、身をかくすことのできる茂みをこのむ。 食肉や毛皮用になるので、ハンターには手ごろな獲物であるが、農民には樹木や穀物の害獣として敵視されている。アメリカ合衆国でよくみられるウサギには、ワタオウサギ類、カンジキウサギ、オグロジャックウサギ(→ ジャックウサギ)、カイウサギがある。
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