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地方を問わず、図書館や美術館、博物館の数は多い。しかし、国立図書館、パリ大学図書館、ルーブル美術館など、大規模な施設はパリに集中している。パリのおもな美術館、博物館としては、国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)、オルセー美術館、オランジュリー美術館、軍事博物館(アンバリッド)などがある。
かつては農業国だったが、第2次世界大戦後は工業化がすすめられている。モネ・プランとして知られる戦後の復興計画によって、鉄道、航空、銀行と炭田の国有化がはかられた。自動車・電子・航空機産業についても国が主要株主となり、石油と天然ガスにも投資した。1981年にミッテラン大統領の社会主義政権が誕生し、国有化がさらにおしすすめられたが、86年に保守派シラクが首相になって国家の役割が縮小された。90年代後半は、ヨーロッパ通貨統合に参加するために強硬な財政赤字削減策が実施されたが、国民の強い反発をまねき、消費拡大による景気刺激策に方針が転換された。しかし、2000年を境にGDP(国内総生産:→ GNPとGDP)の実質成長率は大きく低下して、財政赤字は02年以降、連続して、対GDP比3%以内というEUの財政協定の基準を大きくこえていた。1990年代の大きな問題だった12%をこえる失業率も、90年代末から改善されて2001年には8%台になったが、その後、ふたたび悪化して05年初めには10%を突破した。しかし、05年以降、世界経済の好調にもたすけられて経済はもちなおし、財政赤字は3%を切り、失業率も8%台にまで改善された。 2005年のGDPは2兆1266億3048万6016米ドルで、1人当たりは3万4935.50米ドルである。
国土の36%が農地で、農業従事者は労働力の約3%。1955~2000年で農家の数は3分の1に減少し、相対的に1農家当たりの農地面積、経営規模が拡大した。農作物は、コムギ、ブドウ、テンサイ、トウモロコシ、オオムギ、ジャガイモ、リンゴなど。ほかに、ライムギ、オートムギ、カブ、アマ、アサ、タバコなどがある。ナシ、プラム、モモ、アプリコット、イチゴ、オリーブなどの果樹栽培も盛ん。牧畜も農家の収入源となっており、牛、豚、ヒツジ、ヤギ、ウマなどが飼育されている。穀物、食肉、酪農製品などの農産物・食品ではヨーロッパ最大の輸出国であり、ワインの生産量は世界第1位。近年、小規模ブドウ園は急速に減少して、大規模経営下で高級品化がすすめられている。
1555万haの森林のうち、3分の2が私有林である。樹種は約64%がカシ、ブナ、ポプラである。漁業は、養殖をふくめて、カキなどの貝類、マグロ、イワシ、ニジマス、エイ、タラなどが水揚げされている。
フランスの鉱物資源の種類は多い。鉄鉱石は世界有数の埋蔵量をほこる。炭田はおもに北部に集中しているが、品質のよい瀝青炭である。石油は南西部のランド地方でとれる。カリ塩、塩、鉛、ウラン、亜鉛もかなりの量が採掘されている。
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