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滑空する夜行性哺乳類で、ヒヨケザル目(皮翼目)に属する。フィリピンに生息する種と、フィリピン以外の東南アジアに生息する種があり、どの種も森林にすむ。後者は前者より小さいが、耳は長く頭蓋骨が大きい。
細身で四肢が長く、大きな鉤爪(かぎづめ)と長い尾があり、頭部はキツネに似ている。頭胴長は34~42cmで、体は斑点(はんてん)のある短くやわらかい毛でおおわれている。首と体の両側には毛の生えた滑空用の皮膜(→ 翼)があり、これが四肢にそって爪先と尾までのびている。このため、四肢をのばすと、膜がパラシュートのようにひろがり、高い枝から低い枝へ、かなりの距離を滑空することができる。滑空距離133m以上という記録もある。
ほとんど木の上で生活し、ゆっくりとたくみに木をよじのぼる。地上では動きがにぶく、臆病(おくびょう)で、敵におそわれてもにげることができない。日中は外からみえにくい枝に鉤爪でぶらさがっているか、木のうろにかくれてねむっている。たそがれ時と明け方にもっとも活発に活動する。葉、花、木の芽や実などを食べる。 滑空する哺乳類には、ほかにムササビ、モモンガ(いずれもげっ歯類)、フクロモモンガ(有袋類)などがある。 分類:哺乳綱ヒヨケザル目(皮翼目)ヒヨケザル科。フィリピンに生息するフィリピンヒヨケザルの学名はCynocephalus volans。マレーヒヨケザルはC. variegatus。
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