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木版・銅版・石版などの原版にインキをつけて、紙などの台材に印刷した画像、あるいはそれをつくりだす技法のこと。新聞・雑誌・複製画などの写真製版によるものも広義の版画にふくまれるが、本来的には、特定の材質の原版をもちい、下絵画家、版刻者、刷師の熟練した技巧によって、限定部数で出版された作品をさす。
手刷り版画の技法には、凸版、凹版、平版、孔版(ステンシル)、モノタイプなどがある。「オリジナル版画」とは、「複製版画」と区別するために生まれた用語で、手刷り版画の完成作に対してもちいられる。
凸版の大部分は板に図柄をほる木版であり、木版には板目(いため)木版と木口(こぐち)木版がある。
何世紀にもわたってもちいられてきた、もっとも古い版画の基本技法。おもにサクラやナシなどの果樹材が版材としてもちいられ、木の板目(縦の面)を版面としてつかう。板の表面に図柄を素描し、この図柄だけを表面に浮彫のようにのこして木版をけずりとる。 次に、原版にローラーで油性インキをつけ、原版の上に紙をのせて手か器具でこすって図柄を転写する。別の方法では、原版と紙をプレス機にかけることもある。あとは、注意深く紙をもちあげ、原版からはがし、インキを乾燥させる。多色刷りをする場合には、1枚の木版には1つの色彩しかつかえないので、何枚かの木版をもちいることになる。
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