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塩素とビニル基からできた有機化合物の一種で、無色の気体。化学式はCH2=CHCl。クロロエチレンともいう。ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデンなどの原料になる。 1835年にフランスのH.V.ルニョーが合成に成功し、同時に塩化ビニルを付加重合(→ 重合)したポリ塩化ビニルも合成している。現在では、塩化ビニル樹脂という場合は、ポリ塩化ビニルのことをいう。しかし、この当時のものは、重合度が低く熱分解しやすかったので、長い間工業材料として実用化できなかった。使用にたえるものは、1927年にアメリカの化学会社ユニオンカーバイト社が工業化に成功した。 分子式C2H3Cl。分子量62.50。融点-159.7°C。沸点-13.7°C。
塩化ビニル樹脂の製法としては、アセチレンを塩化水素と反応させてつくる製法と、エチレンを原料とする方法がある。用途としては、重合度やほかのポリマーとの共重合、混合される材料などで、さまざまな性質をもたせることができることから、以前は、汎用(はんよう)プラスチックの代表的材料であったが、現在ではポリエチレンに生産量の首位をあけわたしている。塩化ビニルの用途としては、ほぼ全量がポリ塩化ビニル製造用の原料として利用されている。
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