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アジアの南西部にある共和国。正式国名はアフガニスタン・イスラム共和国。「アフガニスタン」の名は、「アフガン人の地」という意味である。パキスタンの北、イランの東にある内陸国で、北東から南西までの最長距離は約1450km、最長幅は約725km。面積は65万2225km²。人口は3273万8376人(2008年推計)。首都はカブールで、国内最大の都市。
アフガニスタンは、北部の河谷と南部の砂漠をのぞき、国土の4分の3が山地である。その代表はヒンドゥークシュ山脈で、北東のパミール高原から西のイランとの国境まで1000kmのびている。そのアフガニスタン領内の最高地点はパキスタンとの国境沿いにあるノシャク山の7485mである。山には峠が多く、国内および隣国への交通に頻繁につかわれている。もっとも有名な峠は、北東の国境付近にあるカイバー峠で、スライマン山脈を横切り、パキスタンへの近道となっている。 おもな川は、タジキスタンとの国境付近をながれるアムダリヤ川で、古代にはオクソス川とよばれていた。そのほかインダス川へ合流するカブール川、南部をながれる最長のヘルマンド川、西部をながれるハリー川がある。
山がちの地形のため、昼と夜の温度差は大きく、気候も季節によって大きくことなる。1日の気温は、夜明けは氷点下にまでさがり、日中は約38°Cにまであがる。北部の谷では、夏に最高気温49°Cを記録したことがあり、ヒンドゥークシュ山脈の標高1980mの地点では、真冬にしばしば-9.4°Cくらいにまでさがる。標高約1830mに位置する首都カブールは、冬は寒く、夏はすごしやすい。比較的乾燥しているこの国では、雨は10~4月にふり、年降水量は300mm。砂漠では砂嵐(すなあらし)がよくおこる。
植生は、ヒマラヤ山脈、あるいは中東の平原や砂漠とよく似ている。標高約1800~3600mの地点では、ヒマラヤスギやマツなどの針葉樹林帯がみられる。しかし、過度の伐採のため森林は国土の1.3%(2005年推計)しかない。これより標高の低い地点ではハシバミ、ピスタシオ、トネリコがあり、標高1000m以下になると灌木(かんぼく)が点在するだけになる。 森林からは樹脂、材木、薪の原料がとれ、アンズ、モモ、ナシ、リンゴなどの果樹も多い。南部ではナツメヤシ、カンダハールとジャララバード付近ではザクロや柑橘類(かんきつるい)がとれる。最高級品のブドウやメロンも有名である。 動物はインド、ヨーロッパ、中東と同じ動物群がみられる。従来からこの土地にいた野生動物には、ヒツジ、クマ、アイベックス、ガゼル、オオカミ、ジャッカルなどがいる。そのほかロバ、馬、狩猟犬のアフガン・ハウンドがよく知られる。
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