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スウェーデンの首都で、ストックホルム県の県都。同国南部、メーラレン湖のバルト海口にあり、メーラレン湖とバルト海をむすぶ狭い水道の両岸と20余りの島からなる。面積は186.2km²。人口は76万1721人(2004年推計)。 スウェーデン最大の都市で、同国の政治・経済・文化の中心地でもある。隣接自治体をふくめた大ストックホルムとしては、印刷・機械・食品加工・製紙などの各種工業が盛んだが、首都部にかぎると、工業は繊維・造船が中心となっており、経済活動としては商業・金融業・観光業のほうが盛んである。
ストックホルムには、多数の水路や公園があることから北欧のベネツィアとよばれることもある。また、高等教育機関や文化施設でも知られ、ストックホルム大学(1877年創立)、王立工科大学(1827)、芸術大学(1735)をはじめとして、音楽大学、経済大学、医科大学、体育大学など多数がある。ノーベル財団(1900年設立)の所在地でもあり、ノーベル賞のうち平和賞以外の各賞は、ストックホルムで授与される。ほかに、スウェーデン・アカデミー(1786年創立)、王立図書館、歴史博物館、国立美物館、科学博物館、民族博物館、海洋史博物館、近代美術館などがある。 歴史的な建築物としては、1754年建設の王宮、13世紀の大教会、17世紀の貴族の館、多くの国王がほうむられているリッダーホルム教会、国会議事堂がある。スウェーデンの建築家エストベリによって設計され、1911~23年に建設された市庁舎、古い民族的建造物を一堂にあつめたスカンセン野外博物館も知られる。 芸術活動も盛んで、ストックホルム交響楽団、王立劇場、王立バレエ団などを市が後援している。
ストックホルムの地に町が建設されたのは、13世紀半ばごろである。リューベックを盟主とするハンザ同盟の商業活動が盛んになるにつれて、交易の中心地として発展した。1520年にはデンマーク・ノルウェー連合王国の王クリスティアン2世がスウェーデンを征服してスウェーデン王となり、その戴冠(たいかん)式がストックホルムでおこなわれた。クリスティアン2世は、スウェーデンでの地位を確固たるものにするために、「ストックホルムの大虐殺」で反対貴族を一掃した。しかし、クリスティアン2世は23年に追放され、デンマークの支配から独立をかちとったグスタブ1世がスウェーデン国王となった。グスタブ1世はストックホルムを首都とし、同市は17世紀には文化の中心地として知られ、1850年ころから産業都市として発展した。1912年には第5回オリンピック大会が開催されている。 第1次・第2次世界大戦では、中立国の首都として国際外交上の要地となった。
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