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項目構成
アーク溶接では、直流または交流の電流を必要とし、溶接する母材と電極棒間、または2本の電極棒の間に電流をながしてアークを発生させ、その熱で接合部を溶融して溶接する。溶接棒と電極棒が同じ消耗式(しょうもうしき)と炭素やタングステンを電極棒とする非消耗式とがある。とくに造船や鉄工業などでの鋼材の溶接では一般的な溶接法である。 アーク溶接は、他の溶接法にまさるいくつかの利点をもつ。高熱を集中するので作業に時間がかからない。したがって、工程中のひずみの発生がおさえられる。この方法の中には、不活性ガスをつかいフラックスのいらないものもある。もっとも広くもちいられるアーク溶接は、被覆アーク溶接、ガスタングステンアーク溶接、ガスメタルアーク溶接、サブマージアーク溶接である。
被覆アーク溶接では、電極はフラックスで被覆され、電源に接続されている。溶接される金属は、同じ電源の別の端子につながれる。電極の先端がその金属にふれてひきはなされると、アークが発生する。はげしいアークの熱エネルギーが、溶接される両方の金属と、電極の先端を溶融する。20世紀初期に発達したこの工法は、おもに鋼材の溶接にもちいられる。
ガスタングステンアーク溶接では、被覆アーク溶接の電極にタングステンをもちいる。また、酸化作用から金属を保護するために、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスをもちいる。アークの熱が金属の接合部を溶融する。アークの中か接合部に裸のワイヤーをおいて溶接用金属をくわえることもある。この工法はほとんどすべての金属につかわれ、高品質の溶接ができる。ただし、溶接の速度はほかの工法よりおそい。
イナートガスアーク溶接では、電極は被覆されておらず、アルゴンか炭酸ガスという不活性ガスの中で作業がすすめられる。電極はアークによって溶融され、小滴となって接合部にながれおちる。
サブマージアーク溶接はイナートガスアーク溶接に似ているが、溶接部やアークを外気から遮断し保護する不活性ガスを必要としない。そのかわりアークとワイヤー先端は、粒状の特殊フラックスの中におかれる。この工法は効率的で、一般的な鋼材につかわれる。
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