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項目構成
サーフェイス・エフェクト船(エアクッション船)は、エアクッションの上にのってはしる船である。大きな送風機で空気を船の下に噴出すると、船は空気のクッションによって浮上し、水の上を走行する。エアクッションの効果を維持するために、空気のスカートが水の中にまでおよぶ。 エアクッションによって波はたたなくなり、水との摩擦抵抗も小さくなる。その結果、比較的小さな推進力で、水上を高速で走行することができるようになる。これまでに重量が145トンくらいのエアクッション船が建造されたが、もっと小さな船では、100ノット以上のスピードをだすことができる。完全なエアクッション船であれば、平らな地上でとぶことも可能である。 キャプチャード・エアバブル船は、エアクッション船の変形である。この船は、一部は空中に、一部は水中にあって航行する船である。空気を舳先から噴出させ、ちょうつがいになったスカートで噴出方向を調節する。船が水を切って走行するとき、船の重さの一部は気泡でささえられ、残りは水にささえられる。 この方式は、摩擦と波の抵抗を減少させるので、スピードが上昇する。キャプチャード・エアバブル船の原理は小型の船に応用され成功している。 ハイドロキール船は、エアクッション船に似ている。比較的小さな送風機が空気のカーテンを船の下につくるのにつかわれる。空気のカーテンが潤滑油の役割をはたし、水の摩擦抵抗を減少させる。この原理は、平らな底をもつ小型船には有効であることがわかっているが、大型船にはまだ使用されていない。
水中翼船は、エアクッション船とはことなる原理で航行する。水中翼船では、水中の羽根または翼が支柱によって船に固定され、飛行機の翼と同じように船体を浮上させる。スピードが増加するにつれ、水中の翼にささえられて、水面をはなれて走行する。翼は、一部は水面下にあり、一部は水面上にある。したがって、翼はサーフェイス・ピアシング・フォイル(水面をつきすすむ翼)とよばれている。船がはやいほど、水中にある翼の割合は小さくなる。 サーフェイス・ピアシング・フォイルの船はもっとも簡単な種類の水中翼船で、ヨーロッパの川や運河を往復する客船や小型船に広く使用されている。船を浮揚させる翼が完全に水中にあることもあるが、その場合は潜水フォイルとよばれている。浮揚力は翼の角度と船のスピードによってコントロールされる。これまでに水中翼船で100ノット以上の高速が達成されている。
船自体には、とくに技術的に際だった改良はなかったが、コンテナ船とタンカーの登場は、貿易に大きな影響をあたえた。コンテナ船は、その中にいろいろな貨物をいれることができる、6 × 2.4 × 2.4mのアルミ合金製のコンテナをはこぶための船で、その経済性としては、ドックにおける労務費の節減、短い往復時間、積荷の損傷の減少、陸上輸送へのより効率的な移動などがある。 第2次世界大戦後に膨大な石油を輸送するために建造されたタンカーは、設計はきわめて簡単なものである。機器類は船尾に集中し、船体の前方はすべて石油を収納するための区画になっている。タンカーは、石油積み出し基地から石油受け入れ基地の間を何回も往復するだけなので、船の機器の多くはコンピューターで自動化され、乗組員も少人数である。タンカーの建造が容易なため、規模はますます大型化していった。さらに、破損による海洋汚染の防止のため、船体を2重にすることが国際的にとりきめられている。今では、数十万トン級のタンカーが数多く外洋を往復している。→ 海運業
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